全線4車線化に向けた紆余曲折とは? わかりやすく解説

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全線4車線化に向けた紆余曲折

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 05:55 UTC 版)

長崎自動車道」の記事における「全線4車線化に向けた紆余曲折」の解説

鳥栖JCT - 長崎多良見ICまで開通した当初は、嬉野IC - 東そのぎIC暫定2車線供用していた。後に拡幅工事実施され、現在、当該区間については上下線とも2車線ずつ(往復4車線)での往来が可能となっている。 長崎自動車道の中で最も遅い2004年3月開通した長崎多良見IC - 長崎IC(約11.3 km)については、自民党政権下の2009年4月27日開催され国幹会議にて4車線化拡幅事業化決定した。この会議資料では、総事業費1000億円、費用便益比B/C)では1.4(すなわち便益>費用)と算出されていた。しかし、同年8月第45回衆議院議員総選挙結果民主党政権につくと、鳩山政権掲げる「コンクリートから人へ」の大号令の下に相次いで日本全国大型公共事業凍結打ち出され補正予算執行停止され長崎自動車道拡幅事業一転して暗礁に乗り上げた。これに対し当時金子原二郎知事地元建設業界のほか、身内である民主党長崎県連からも一斉に戸惑い反対の声があがる事態となった。この拡幅問題については、同じ民主党内でも長崎1区選出高木義明議員が「拡幅事業は必要」としているのに対し、同4区選出宮島大典議員は「拡幅事業不要」と主張するなど、党内での足並み乱れ以前から指摘されていた。 2012年3月23日中村法道知事前田武志国土交通大臣に対して拡幅事業早期再開財源確保求め要望書提出し前田大臣も「わかりました」と応じた4月5日には国土交通省長崎道を含む凍結6路線拡幅事業再開する方針固め、翌6日には同省から正式に発表された。再開事由について、長崎道以外の5区間については「渋滞解消のため」としているのに対し長崎道は「安全性の確保」としている。実際に長崎自動車道では、暫定2車線区間死傷事故率は4車線区間の約2倍となっていた。 ただし長崎道拡幅再開決定され区間は、事故の多い長崎芒塚IC - 長崎多良見IC8.3 kmであり、当初予定されていた全11.3 km区間での事業化には至らなかった。これを受け中村法道知事は「(残りの)3.0 km区間についても早期事業化なされるよう、今後ともに対して強く要望する」と、田上富久長崎市長も「(拡幅決定され区間の)早期整備とともに残され区間4車線化実現向けて引き続き国に要望」と、即日それぞれコメント出している。 その後自民党政権移ってからは、知事から国会議員に身を転じた金子原二郎ら県選出自民党所属議員地元首長らが連携して長崎多良見IC-長崎IC整備事業早期再開再三渡って陳情、これに対して利便性向上災害時代替輸送機能強化重く見た国土交通省2016年6月8日NEXCO西日本宛てて区間事業認可行ったくしくも事業認可2週間前には同区間での正面衝突事故により1名の命が失われ、およそ5時間通行止発生するなど、対面通行道路危険性脆弱性露見したばかりであったNEXCO西日本によれば区間内用地はすでに取得済であり、今後測量設計経て建設工事着手され2022年令和4年3月17日4車線化された。

※この「全線4車線化に向けた紆余曲折」の解説は、「長崎自動車道」の解説の一部です。
「全線4車線化に向けた紆余曲折」を含む「長崎自動車道」の記事については、「長崎自動車道」の概要を参照ください。

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