全日本大学選手権出場校の決定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 09:38 UTC 版)
「関西学生アメリカンフットボール連盟」の記事における「全日本大学選手権出場校の決定」の解説
アメリカンフットボールは競技の性質上こなせる試合数には限度があり、日本国内で実施される大学、社会人のリーグ戦では同順位で複数校が並んだ場合、当該チーム間の勝敗、得失点等で優劣を決する運用が多い。しかし、関西学生リーグDiv.1では、順位1位校が複数存在する場合は、無条件で順位1位校全てを優勝校 とする。 これは、アメリカンフットボールが他の球技に比しても概して戦術の占めるウェイトが大きく、対戦カードごと、更には同一カードでも対戦時期により、自チームのストロングポイント、ウィークポイントの対比により、勝利を得る為のフィロソフィーが異なり、しかも、サッカーなどと異なり、一度のタッチダウンで6点獲得出来てしまうといった特性などからも、単純に得点失点の大小を比較するだけでは競技の本質から外れてしまうという認識が関係者の間で古くから了解されていることによるものである。 ただし、全日本大学選手権出場(2008年までは甲子園ボウル)に出場できるのは1校だけなので、2015年迄はプレーオフ制が実施されでおり、実際の最後のプレーオフは2010年に行われた。プレーオフは、通常は最終節終了(11月下旬)後の翌週末に行われていた。また、プレーオフの試合終了時点で引き分けだった場合、そのままタイブレイクシステムによるオーバータイムにより勝敗を決した。プレーオフ出場校が3校以上の場合、2008年まで総当りではなくトーナメント方式(対戦・シードは抽選で決定)で行われていた。2010年はプレーオフ出場校3校+西日本代表決定戦進出校(北陸・東海・中四国・九州の4代表によるトーナメントの勝ち抜き校=南山大学)の4校でトーナメントが行われた。 2016年以降は西日本のすべてのリーグの優勝校がパラマストーナメント方式で勝ち上がってきた大学と関西学生アメリカンフットボール連盟1部の2位校が対戦し、その勝者が「WESTERN JAPAN BOWL」で甲子園ボウルの出場を賭けて戦うことになった。そのため複数校が優勝してもトーナメントは行われなくなり、当該校間での対戦の勝利校が上の順列となる。2019年以降は2位校と3位校が他リーグ優勝校とのトーナメントに出場し、勝ち抜いた学校が関西1位校と「WESTERN JAPAN BOWL」で戦うことになった。
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