偽造・変造
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1951年10月、川崎市警察本部は、通商産業省化学局の職員ら2人を郵便切手類売さばき所及び印紙売さばき所に関する法律違反で逮捕。勤務先から使用済みの収入印紙を盗み出してインク消しで変造、3-4割の値段で売りさばいていたもの。
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偽造・変造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 15:03 UTC 版)
硬貨は紙幣ほどではないがしばしば偽造・変造されることがある。 日本の刑法における硬貨の偽造・変造に対しての罰則は無期または3年以上の懲役であり、国際的な相場から見ると重刑である。もっとも運用上は下限ぎりぎりの量刑とされることが多い。 日本において起こった大規模な偽造事件として 「天皇陛下(昭和天皇)御在位六十年 記念十万円金貨」をめぐる大規模な偽造事件がある。含有する金の価格が約4万円分で額面の10万円を大きく下回り、偽造貨を鋳造したうえで額面換金することで大きな利益が出せるため偽造対象となった。海外から持ち込まれた10万円偽造貨については、圧延して硬貨の体を為さない金地金の形にして所有者に返還している。 また、大規模な変造事件として国外の硬貨を加工して500円硬貨として通用させた変造事件がある。韓国の500ウォン硬貨(朝鮮語版)は日本の500円硬貨とほぼ同じ素材と大きさでやや重かった。その価値は、1ウォンは約0.1円であったので約50円であった。500ウォン硬貨をドリルで削って重さを500円硬貨と同じにして、自動販売機に投入して商品や釣銭を詐取したり、返却レバーを押して真の500円玉を詐取する事件が多発した。被害を受けて日本では2000年に、素材を変更した上で偽造され難いよう細工を凝らした500円硬貨が発行された。 以後も2005年2月、東京都、福岡県、熊本県の以上3都県の郵便局で大量の偽造500円硬貨が発見され、その総数は2万枚にも及んだ。日本郵政公社や警察による調べでは、硬貨の素材が本物と同じ銅やニッケル、亜鉛の合金が使用されているが、その割合が異なっており光沢がないことや文字や模様の一部が欠落していることなどが特徴とされている。
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