素材と大きさ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/13 20:24 UTC 版)
回し車のほとんどは鋼鉄製またはプラスチック製で、それぞれに長所と短所とがある。プラスチック製の車輪は、ハムスターのような動物には安全であるといえる。格子の間隔が密で、動物の手足が挟まることがないからである(この点、鋼鉄製の車輪には手足が格子の間に挟まってケガをする危険性がある)。しかし一方で、アレチネズミ亜科のような動物はプラスチック製の車輪を噛んで壊してしまうことがある(鋼鉄製の車輪にはそのような心配がない)。 実験によるとゴールデンハムスターの場合、直径がより大きな車輪を好む。また、車輪の走行面に小さなスピードバンプ(減速させるための隆起)を取りつけた車輪については、好き嫌いを示さない。ネズミの場合も、直径のより大きな車輪を、走行面については格子状やただのプラスチックのものよりもプラスチック製で網状のものを好む。キャニオンシロアシマウス(英語版)やシロアシマウス(英語版)のような身のこなしの軽い動物は、四角いものや走行面に障害物が置かれたものなど、跳躍させる仕掛けのある車輪に興味を示す。もし、回し車の中を走っている動物が背中を反らせるようであれば、車輪をもっと大きなものに取り替える必要がある。
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