素材と形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 21:12 UTC 版)
日本語で言う「麦わら帽子」は、原料である麦わらを漂白、または染色し、平たくつぶした7本の茎を真田紐(さなだひも)のように編んだものを材料とし、それを専用のミシンで渦巻き状に縫い合わせて作った帽子(ブレードハット:braid hat)を指し、ストローハット(straw hat)とも呼ばれる。 本来は、天然素材である「麦わら」のみに用いられる名称である。しかし、パナマ草を使ったパナマハットや近年主流のペーパーブレードハットも麦わら帽子の一種とみなされる場合があるほか、天然草のラフィア、また、い草や経木などの素材であつらえたつばの広い帽子の総称としても使われることがある。 最近では、日本も欧米のように様々なデザインが存在する。麦わらをごく固く編んだものがカンカン帽(英:ボーターハット、仏:キャノチエ)であり、男女で人気がある。 また、様々なリボンやコサージュによって装飾を施したり、極細の麦わらで作った高級麦わら帽子も注目されており、また、ファッションだけでなくアウトドアなどでも楽しめるつばを反り上げたテンガロンハット風なども存在している。 温暖化と自然素材の注目により天然草の帽子が見直され、またシミ、ソバカス、薄毛、白内障の原因となる紫外線を防ぐ実用品アイテムとしても注目されている。
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