健康問題や死亡説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 03:58 UTC 版)
2014年9月25日、朝鮮中央テレビは金正恩の体調不良を報じた。そして「不自由な体なのに、人民の指導の道を炎のように歩み続けるわが元帥」と賞賛した。韓国の聯合ニュースによれば、金正恩は痛風に罹っており、暴飲暴食が原因という。 韓国の情報機関である国家情報院は、2016年10月19日の国政監査で、金正恩が毎週3-4回も夜通しのパーティー(酒宴)を開き、不摂生な生活と悪い食習慣のために、健康不安を抱えており、心血管疾患の高リスク群に入ると報告した。国家情報院は同年7月の懸案報告でも、金正恩が不眠症や身辺の脅威のストレスから暴飲暴食に走り、成人病にかかっている可能性を指摘。体重については、「2012年に初めて登場したときは90kgだったが、2014年には120kgに、さらに最近では130kgにまで増えたと推定される」と説明した。それ以前より、金正恩が秘密裏にパーティーを開いていることは知られており、元NBAのデニス・ロッドマンが訪朝した際には、名門学院から女学生たちをコンパニオンとして動員。女学生らは陰で泣いていたとの話がある。正恩のこうした不摂生をたしなめることができるのは、妹の金与正だけとされ、肉親以外の人間は強くものを言えないとされる。 2020年5月1日には、脱北者の話を根拠に「99%死亡している」と朝鮮日報や聯合ニュースなど複数の韓国メディアが相次いで報じた。4月の総選挙で当選した脱北者の池成浩が述べたもので、池は情報源は北朝鮮消息筋であると説明。金正恩が99%死亡しており、後継者問題で複雑な状況となっているらしく、今週末にも北朝鮮が正式に死亡を発表する可能性があると話した。これに対し、韓国政府は否定的な見解を示した。 2020年11月3日の韓国の国家情報院による国会情報委員会への報告によると、2012年は約90kgだった体重が2020年には140kg台になっていると分析している。 2020年12月には米シンクタンクの北朝鮮専門家ハリー・カジアニスが日本の情報当局者2人の話を根拠に「金正恩氏と一族、指導部内の複数高官は、中国政府が供給したワクチン候補のおかげで、新型コロナの予防接種を過去2-3週間の間に受けている」と述べたことを複数のメディアが相次いで報じた。これに対し、中国政府は否定的な見解を示した。 2021年10月24日、アメリカの雑誌により、金正恩が妹によって命を失い、現在は代役が活動しているとの主張が報じられていた事が判明した。
※この「健康問題や死亡説」の解説は、「金正恩」の解説の一部です。
「健康問題や死亡説」を含む「金正恩」の記事については、「金正恩」の概要を参照ください。
- 健康問題や死亡説のページへのリンク