健康増進法の改正をめぐる発言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 05:46 UTC 版)
「三原じゅん子」の記事における「健康増進法の改正をめぐる発言」の解説
2017年5月15日の自民党厚生労働部会において、受動喫煙防止を目的とした屋内原則禁煙の健康増進法改正をめぐり、以下の発言をした。 飲食店を一括りとして扱って、表示義務だけで、望まない受動喫煙が防止できる、とは思えません。その考え方が強者からの考え方であって、全国がん患者団体連合会の直接の思いを話してきてくれ、ということで発言しております。がん患者の方々の就労支援は、大きな問題です。がんでも、一生懸命働いて就労している患者はいっぱいいる。そんな中、がん患者は選べません、お店を、仕事場を。弱い立場の方々がたくさんいる、ということを知ってほしいんです。上司うんぬんの話があったが、がん患者が治療している中で、喫煙してる人がいる中で働くことの苦しさは、どういうものがあるか、是非皆さんに・・・ この発言中、大西英男から「働かなければいいんだよ」という野次が飛び、問題となった。 大西英男の問題発言については「大西英男#「働かなければいい」発言」を参照 これに対し、三原は以下のように述べた。 働かなければいい、という、そんな話がありますか。がん患者はそういう権利がないんですか。弱い人たちの立場を考えて法案を作っていくのが、自民党の政治家の役割だと申し上げたい。妊娠中の先生方の奥様に煙を吹きかけることができますか?そういうことが先生、ご自身できますか?弱い立場のことを考えて法案をつくることをお願いしたい。 2018年7月10日の参院厚生労働委員会において、三原は大西の一連の行動について、「当初は様子を伺って、世間からの批判が大きくなって初めて、言い逃れのような釈明を行うというのも潔くないなと感じました」と評した。また、大西の発言内容についても、「がん患者の方々もがん患者の就労はまだまだ厳しい中、危機感を持っている。患者らからも怒りや悲しいという声が寄せられたと述べておられました。私も全く同感です」と述べた。
※この「健康増進法の改正をめぐる発言」の解説は、「三原じゅん子」の解説の一部です。
「健康増進法の改正をめぐる発言」を含む「三原じゅん子」の記事については、「三原じゅん子」の概要を参照ください。
- 健康増進法の改正をめぐる発言のページへのリンク