健康太極拳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 02:07 UTC 版)
楊名時が日本で創始した太極拳である。1956年に中国国家体育委員会が編纂した簡化二十四式太極拳の動作表を見て、自分自身の故郷である山西省五台県で学んだ武術と日本で学んだ松涛館流空手道の術理で解釈したものである。これを楊名時太極拳あるいは、単に二十四式太極拳と称している。 制定拳に比べると動作がよりゆっくりとしている。 健康太極拳と言う場合は、二十四式太極拳と八段錦を合わせて呼称している。 体を締め付けることなく、ゆったりとしているという理由で空手着を着て稽古を行う。 現在の教室では、多くの場合、音楽を流して形を行うが、楊名時自体は、音楽を用いることには非常に批判的であった。 現在、日本国内でもっとも多くの会員がいる流派であり、日本武術太極拳連盟の会員よりも多い。 NPO法人日本健康太極拳協会に属する団体とNPO法人太極拳養心会に属する団体があるが、同じ形を稽古している。 NPO法人帯津良一場の養生塾でも、楊名時太極拳の教授を行っている。 NPO法人帯津良一場の養生塾では、楊名時太極拳のほかに、らくらく十式太極拳の教授も行っている。
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