候補の除外
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 14:28 UTC 版)
一般的に流行した用語が賞の候補から削除される例として代表的なものを挙げる。 1995年(平成7年)の「ポア」や「サティアン」「ああ言えば上祐」などがある。これらはオウム真理教関連用語であり、その年の『現代用語の基礎知識』の読者アンケートでも上位に入った。しかし「同教団関連用語の選出はオウムによるテロの容認につながる、また世論の厳しい非難をあびる」という理由により[要出典]、同教団関連用語はすべて選考対象外となった。詳細は「オウム真理教事件#事件とその後」を参照 2009年、中川昭一元財務相の釈明の言葉「ゴックンしてない」をノミネート候補に『ねじ込む』予定であったが、故人となったために見送られた。 2012年(平成24年)の「ナマポ」(生活保護を意味する俗称)は、ノミネート候補に選ばれたが、その後生活保護受給者から差別や悪意の助長のおそれが指摘され、受賞は差別を肯定したという解釈につながると判断し、後に受賞対象外となった。 2014年は『アナと雪の女王』を見た選考委員が誰もいなかったため「ありのままで」は大賞から外されたとやくみつるが『週刊朝日』の座談会で明かしている。 2016年に放送されたテレビ番組で、2015年まで選考委員で2015年は選考委員長だった鳥越俊太郎が大賞受賞者について言及した。鳥越によると表彰式で発表される「トップ10」のうち「年間大賞」受賞者は式への出席が必須で出席できない場合は表彰式が盛り上がらないので大賞から外れるという。2015年の選考では「五郎丸」が年間大賞だったが本人が用事で出席できないということで急きょ「トリプルスリー」に変ったと語った。ただし、2014年の「集団的自衛権」については受賞者辞退にもかかわらず大賞に選定し、後述の批判を招いている。 2017年には豊田真由子元衆院議員の「このハゲーッ!」発言がワイドショーを賑わしたが、性別や年齢に関係なく、人の外見をあのように揶揄する言葉は公共の場で使われるべきではないとして、「ちーがーうーだーろー!」がノミネートされた。
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