個別ルート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 03:25 UTC 版)
桂沙ルート クラブ活動中、陸のもう一人の幼馴染である三雲 桂沙は兄の竜也と再会する。これを機に、陸と桂沙は恋人同士となる。 ある日、2人は伝承を理由に強姦されそうになっている後輩を助けたことで、幾島家ににらまれる。また、麻薬取締官として幾島家を調べていた竜也も大けがを負い、三雲家は幾島家からの嫌がらせを受けるようになる。 後輩から、夏祭りの裏で別の祭りが行われていることを知った陸たちは、姫島に潜入する。撮影していたところを関係者に見つかってしまうも、竜也に加え、担任の黛 冴子が助けに来、最終的に幾島家は逮捕される。 小夜歌ルート 陸は浜辺で磯嶋 小夜歌という少女と会う。彼女は陸たちの同級生であり、媛神の巫女でもあった。島の男たちから「彼女は頼めば誰でもセックスの相手をしてくれる」とおしえられた彼は、それを確かめ事実であることを認める。 やがて、陸は小夜歌や彼女の親友の能代 杏珠と知り合う。 夏祭りの日、彼は小夜歌を目撃するが、儀式に加えられてしまったことで島の一員となり、そのまま返される。 陸は幾島家との交渉に失敗したところで、杏珠から儀式が再び行われることを知らされる。度目の儀式の日、陸は小夜歌を助けるが、関係者によってケシ畑まで追いかけられてしまう。そこへ杏珠が助けに来るも射殺される。だが、死の直前、杏珠は持っていた灯油をケシ畑に撒き、火の海にする。そこへ警察が現れ、幾島家の者達を逮捕する。 透子ルート ある日、郷土史研究会の元に、幾島家の嫡男(当主・長治郎の孫)要が現れ、島のことはこれ以上調べるなと言い渡される。同時に、陸たちは部長の加賀見 透子から島の秘密をもっと調べようと提案される。これがきっかけで島民からの嫌がらせが相次ぎ、クラブ活動にも支障が出る。 一方、要は透子がかつて自分が殺した女性と似ていたことを知り、彼女の情報が偽装されていたことを突き止める。 透子は小夜歌の協力を得、自分が媛神に成りすますことで長治郎の逮捕へとつなげる。 翌日2人は要に捕まり、透子は凌辱される。ところが、陸が目を覚ますと2人は要に捕まる直前の時間に戻されていた。そして、透子は思い出してねと言い残しながら姿を消す。七瀬ルート 透子ルートの後日談で、透子ルートクリア後に解放される。 島に戻った陸は、透子の存在を思い出せずにいた。やがて、陸はもう一人の幼馴染・高里 七瀬と肉体関係を結んでしまう。その矢先、後輩の水谷つぐみにも告白されてしまうが、後日つぐみは親友の岩槻 小姫とともに死体で見つかる。また、桂沙も帰らぬ人となる。 見かねた七瀬の父・孝司は島を去ることを提案するが、七瀬本人は拒否する。 孝司と小夜歌の死を受け、七瀬は自殺しようとするが、そこへ透子が飼い猫のどんべえとして現れ、七瀬を助ける。 島民たちが武器を携えて陸と七瀬を追う中、七瀬は透子の記憶を思い出す。透子と小夜歌の助けで、2人はボートに乗って姫島の祠の前に来る。ここで、透子の正体が岩の分身だったことが判明する。さらに、10年前の海難事故で七瀬が岩に願って陸を助けたこと、陸とずっと一緒にいたいことなどを願ったことで世界が改変されたことが判明する。そして、七瀬はこれが自分の望みではないと告げ、最後の願い事をする。 これにより、時間が10年前の海難事故にまで巻き戻り、死人が出ないこととなり、陸も島を離れることはなかった。
※この「個別ルート」の解説は、「夏神」の解説の一部です。
「個別ルート」を含む「夏神」の記事については、「夏神」の概要を参照ください。
- 個別ルートのページへのリンク