佐田商業高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 00:54 UTC 版)
吉田 剛(よしだ たけし) 声 - 塩屋翼→堀川亮 上杉達也に憧れ、1年途中から明青学園高等部野球部に入部。飼い犬のブルドッグの名前も「タツヤ」と名前を変えた。自室にも達也の初戦で投げている写真を写真部からもらい、引き伸ばして飾っている。達也のストレート、そして西村勇のカーブを模倣した投球を身につける。 達也の弟分的な(と言っても同学年である)好青年であったが、達也の模倣を徹底しているうちにめきめきと成長、そして新田明男との一打席勝負で新田に(打ち気がなかったとはいえ)勝利したことをきっかけに自分に自信を持つようになったことや、その際に練習試合を見に来ていた新田の妹・由加に一目ぼれし、認められたいという思いから以降の振る舞いが急変。丁寧語だった口調が荒っぽくなり、それまで「上杉くん」と呼んでいた達也のことも「上杉」と呼び捨てにし、時には露骨に見下した態度すらとるようになった。 須見工との練習試合では二巡目までほぼ完璧に抑え、5イニング無失点。エースの座を達也から奪うべく「エース決定戦」を監督に申し込み、日程まで決定したがその矢先に両親の都合で海外へ転校し、あっけなく物語から退場するが、3年夏の都大会3回戦で佐田商の投手として再登場。弱小校の佐田商を自身のワンマンで勝たせており、他のチームメイトを完全に見下している。明青の打者たちのクセを知っていることもあって二巡目まで完全試合に抑える。しかし柏葉のスパルタによって成長した明青打線に三巡目で捕えられたことで動揺してしまい打ち崩され、8回(アニメでは7回)コールド負けを喫する(原作は7回と0/3、アニメは6回と2/3を投げ共に7失点。それ以前は、1・2回戦で計4イニングを投げ無失点)。 増長は「何をやっても目立たず、憧れるだけだった自分」の劣等感から来るものであり、追い込まれたことでその元々の性根が露呈し、打ち崩されてしまった。西尾も明青在籍中から「ガラスの自信」「挫折で成長するタイプではない」と見抜いており、西村にも「コピー」で「メッキ」の実力を酷評されるが、新田からは「去年までの明青なら簡単にはがせるメッキではなかった」と一定の評価を受ける。完敗後に落ち込んでいたところを、密かな片思いの相手であった由加から「ファイト」と声を掛けられる。それ以後の登場はない。 アニメ版では肌色も色白から褐色へと変化する。
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