他のSF作品でのクジン人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/10 10:24 UTC 版)
「クジン人」の記事における「他のSF作品でのクジン人」の解説
ニーヴンが脚本を書いた『まんが宇宙大作戦』(原題:Star Trek: The Animated Series)のエピソードが一つある。サブタイトルは「過去から来た新兵器」(原題:「The Slaver Weapon」)で、内容はスリント人や停滞ボックスを連想させるものとなっている。本作品の舞台設定の中ではクジンは盟主クジンとして知られる強大な帝国で、ライラ惑星帝国の宿敵として描かれている。クジンとライラ人は共通の祖先を持つことが示唆されているものの、相互に激しく拒絶しあっている関係である。 彼らはスタートレックの「正史」では言及されてはいない(以前から、『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』中で何度か言及されているセンケチ人(Tzenkethi)はクジン人が元になっているのでは、という噂がある。しかしこれは二つの種族名がたまたま似ているというだけのことであろう)。 スタートレックに関連する一連のゲーム作品の背景世界 (Star Fleet Universe, SFU) でのクジン人の性質は、ニーヴンの作品で描かれているものとは異なり、蝙蝠の羽のような耳はないし、女性にも知性がある。彼らは近隣の星間国家である惑星連邦、クリンゴン帝国、ライラ惑星帝国、ハイドラ王国などと戦争をする。 パソコンゲーム「スターフリートコマンド」の取扱説明書では、クジンはライラの敵対種族である、と物語の背景の説明で明記している。続編「Star Fleet Command II: Empires at War」では盟主クジンは単にマイラック惑星連盟と名前を変えて紹介されている。 1990年代初期のビデオゲーム「ウイングコマンダー」シリーズの序盤に登場する敵であるネコ型宇宙人「キルラシ(Kilrathi)」の設定は、クジンが影響していると思われる。それが本当かどうかは別として、「ウイングコマンダー2」の一部にニーヴン・セクターと呼ばれる宇宙空間領域を舞台としたシナリオがある。
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