人間学園の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/15 20:27 UTC 版)
平田(ひらた) 本作の黒幕。鳳臨グループ会長で当主と思われる平田隆鳳(肉親からは「爺様」と呼ばれる)の息子で、人間学園の所長。 妻と2人の息子がおり、次男の貴行(たかゆき)は涯の中学校での同輩。隆鳳を殺害し、その後家族と共謀することでその罪を涯に擦り付けた。 涯の計略で、隆鳳を殺害したことを自白する音声を、安部宅の留守番電話へ録音されたことで、涯の冤罪を立証するひとつの証拠になった。 澤井(さわい) 「人間学園」における実質的な責任者(役職は課長)。 人間になるための教育と称し、非行少年に(ゴム弾の)銃弾や電撃リンチを浴びせ、「犬の部屋」で四つん這いの姿勢を強要するなど、常軌を逸した過酷な体罰を学園の生徒に処す。また毒物に詳しく、必要に応じてそれを使って生徒に拷問を加えているようである。「我々がやらねば誰がやる」という強固な信念の元、更生(実質的には洗脳)するか、さもなくば死ぬかを生徒次第で決めている。 性格は冷酷だが、同時に人間臭い部分も持ち合わせている。涯が二度目の脱走に成功し、平田にそれが発覚しそうになると、生徒を犠牲にして助かろうと保身に走り出す。 小川(おがわ) 涯と同時期に「人間学園」へ入学させられた気弱そうな少年。 学園からの二度目の脱走を試みる涯と行動を共にする。 最終回では傷ついた涯を支えるなど優しくも力強い一面を見せる。 石原(いしはら) 涯と同時期に「人間学園」へ入学させられた少年。 最初に澤井と面談した時に、反抗した涯以外は部屋から出ろという澤井の命令に逆らうなど、芯が強く思いやりのある人物である。 「犬の部屋」から涯と共に脱走し、途中で別れた後に山中で捕まり、澤井達に毒物注射などの拷問を受ける。後に、涯と小川に救出され、共に人間学園を脱出しようと試みる。 倉田(くらた) 暴走族上がりの少年。涯と同期。 涯と共に児童相談所から人間学園に送られる際に、見せしめとして人間学園の教官からゴム弾装備のグレネードランチャーで左足を撃たれる。 木島幸男(きじま ゆきお) 人間学園の生徒。涯と同期。出っ歯と雀斑が特徴。 1人の少年を苛め抜いて不登校に追いやり、さらに追い討ちをかけるように暴行を繰り返したという。そのような非行を繰り返しておきながら、犬の部屋の待遇に人権侵害を主張したため澤井の怒りを買い、電撃による制裁を受ける。 眼鏡の男 氏名不明。人間学園の生徒で涯達の先輩。倉田達に脱走の無意味や欲をなくすことを論する。
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