人工知能が奉仕する社会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 04:05 UTC 版)
「フィクションにおける人工知能」の記事における「人工知能が奉仕する社会」の解説
人類が人工知能を支配し奉仕させているという設定もある。ロボット工学三原則が組み込まれているという設定であることが多い。 アイザック・アシモフのロボット工学三原則の第零法則は、人工知能が人類に反乱を起こさないことを保証するためにあり、アシモフの諸作品に登場するロボットは人間に奉仕する存在である。 映画『禁断の惑星』(1956) に登場するロビーは、命令されても人間を傷つけることができない。 アニメ『宇宙家族ジェットソン』(1962-63) に登場するロージーは、お手伝いロボットである。 漫画『ドラえもん』(1969-96) に登場するドラえもんは、22世紀における、量産型の子守用ネコ型ロボット(友達タイプ)である。20世紀の野比のび太のもとに送られ、彼の親友と呼べる存在となる。 『銀河ヒッチハイクガイド』(1979) に登場するマーヴィンはパラノイアぎみのロボットだが、人間を傷つけることはできない。 映画『エイリアン』(1979) から始まる四部作では、宇宙船を制御する人工知能(乗組員は「マザー」と呼んでいる)と、人間と区別がつかないアンドロイドが登場する。 スター・ウォーズ・シリーズに登場するR2-D2やC3POといったドロイド 永野護の漫画『ファイブスター物語』(FSS)には、ファティマと呼ばれる有機細胞から成る女性型アンドロイドの軍事用人工知能が登場する。自ら選択した特定の人間の主人とペアを組み、大型ロボット戦闘兵器に共に搭乗して高速演算能力によりロボットの稼動システムを制御・コントロールして戦闘を補助する。能力・寿命・容姿が人類より優越した人型生物であるため、フランケンシュタイン・コンプレックスからロボット工学三原則より重い制約が加えられており、感情はあるものの禁止事項は遺伝子レベルから組み込まれている。 ゲーム『To Heart』(1997) に登場するHMX-12“マルチ”とHMX-13“セリオ”は、一般家庭向けメイドロボットの試作機である。なお、量産型はHM-12とHM-13。 映画『A.I.』(2001) に登場するロボット。 ドラマ『アンドロメダ』(2000-05) には、宇宙船を制御する人工知能アンドロメダとそのアバターであるアンドロイドのロミーが登場する。 特撮ドラマ『仮面ライダーゼロワン』(2019-20)に登場する飛電インテリジェンスが開発した人工知能搭載ロボット「ヒューマギア」は、人間の作業をサポートすることが役目であり、人を傷つけることは「人工知能特別法」により許されていない。ヒューマギアはサイバーテロ組織「滅亡迅雷.net」にハッキングされた個体が人を襲う。
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