二種類の『縦置きV型二気筒エンジン』とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 二種類の『縦置きV型二気筒エンジン』の意味・解説 

二種類の『縦置きV型二気筒エンジン』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 22:26 UTC 版)

モト・グッツィ」の記事における「二種類の『縦置きV型二気筒エンジン』」の解説

モト・グッツィが現在採用している縦置きV型二気エンジン大きく分けて種類存在する一つ1965年発表されたV7に搭載されていた大排気量向けのエンジン通称ビッグツイン)と1970年90年代にかけてV35などの中間排気量車に搭載されていたエンジン通称スモールツイン)である。この二つ外観こそ同じ縦置き90V型二気エンジンであるがその内構造異なる。 ビッグツインエンジンは1950年代終わりごろからその構想始まりフィアット・500スポーツモデル搭載され予定だったが紆余曲折経てイタリア防衛省三輪駆動車「3×3」に採用され、さらにイタリア軍警察からの要請ハイスピード時代対応する高性能オートバイV7(1965年)のエンジンとして世に出ることになる。現在まで続くOHVビックツインエンジンやV1100エヴォルツィオーネエンジン、その進化系であるオット・ヴァルヴォレエンジンは全てこのV7のエンジンを祖としている。 一方スモールツインは1970年代登場する1970年代イタリアで行われた税制改革大排気量エンジンには重い税率課せられることになった一方で350cc以下の中間排気量車は税制優遇されたので大型排気量偏重気味だったモト・グッツィセールス的に中間排気量車が必要となり、中間排気量向けのエンジン開発され1977年にそのエンジン搭載した最初のモデルV50とV35がリリースされる従来大型排気量エンジン(ビッグツイン)との構造上の違いはトランスミッションケースにリアスイングアームピボットが設けられていること。そのためドライブシャフト経路兼ねスイングアーム直接トランスミッションケースに接続されている。エンジン構造多少違っており燃焼室シリンダヘッドではなくピストン側にある。このエンジン1984年リリースされたV65ラリオ、V50モンツァII、V35イモラ搭載の際4バルブ化されグッツィ初の縦置きVツイン4バルブエンジンになった現行モデル比較小型であるV7クラシック、V7カフェクラシック、カフェレーサー強く意識したデザイン2011年リリースされたV7レーサーにはこの中排気量エンジン流れをくむエンジン搭載されている。

※この「二種類の『縦置きV型二気筒エンジン』」の解説は、「モト・グッツィ」の解説の一部です。
「二種類の『縦置きV型二気筒エンジン』」を含む「モト・グッツィ」の記事については、「モト・グッツィ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「二種類の『縦置きV型二気筒エンジン』」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「二種類の『縦置きV型二気筒エンジン』」の関連用語

二種類の『縦置きV型二気筒エンジン』のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



二種類の『縦置きV型二気筒エンジン』のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのモト・グッツィ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS