九州電気軌道と松本枩蔵とは? わかりやすく解説

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九州電気軌道と松本枩蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/19 14:57 UTC 版)

九州電気軌道不正手形事件」の記事における「九州電気軌道と松本枩蔵」の解説

詳細は「九州電気軌道」を参照 事件の舞台となった九州電気軌道九軌)は、1908年明治41年)に設立され現在の北九州市中心に電気軌道事業電気供給事業を営んだ会社である。神戸財界地元財界中心となって設立したもので、神戸川崎財閥率い松方幸次郎初代社長となり、さらに松方代理人久保正助専務務めていた。 この松方は第4代・第6代内閣総理大臣歴任した松方正義三男で、妹光子正義四女)の夫、すなわち妹婿松本枩蔵1870 - 1936年)という人物がいた。枩大阪豪商松本重太郎養嗣子で、アメリカ留学から帰国した養父事業一つである紡績事業携わっていたが、1904年明治37年)に養父事業破綻して失敗しその後留学時代知り合った武藤山治秘書として鐘淵紡績勤務していた。松方九州電気軌道設立すると、枩しばらくしてからその支配人就任し北九州赴任した1913年大正2年12月には専務久保正助入れ替わり取締役選出され、さらに1920年大正9年6月専務へと昇格した九州電気軌道社長設立以来長年松方幸次郎務めたが、松方経営する川崎造船所昭和金融恐慌影響破綻してしまい、その後独自の新事業立ち上げるとの理由九州電気軌道から退いた。これを受けて専務の枩社長に昇格し1930年昭和5年6月27日付で九州電気軌道第2代社長となった

※この「九州電気軌道と松本枩蔵」の解説は、「九州電気軌道不正手形事件」の解説の一部です。
「九州電気軌道と松本枩蔵」を含む「九州電気軌道不正手形事件」の記事については、「九州電気軌道不正手形事件」の概要を参照ください。

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