主なNYPD出身の警察委員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 23:39 UTC 版)
「ニューヨーク市警察」の記事における「主なNYPD出身の警察委員」の解説
バーナード・ケリク(en:Bernard Kerik) 第40代警察委員長。軍歴を経て1986年にNYPDの警察官を拝命。警察官時代は主に麻薬取締任務に従事していた。2000年8月21日、時の市長ルドルフ・ジュリアーニによって警察委員長に任じられる。自宅アパートの購入費用を借り入れた際に市当局に届け出を怠った廉・リフォーム費用を民間業者に肩代わりさせた廉で逮捕され有罪になったが大統領ドナルド・トランプによって赦免される。 ウィリアム・ケリー 第37代及び第41代警察委員長。1966年にNYPDの警察官を拝命。1992年、時の市長デイヴィッド・ディンキンズによって警察委員長に任じられる。また2002年1月1日、マイケル・ブルームバーグ市長に任命され2回目の就任。この2回目の警察委員長は2014年1月1日までという、足掛け12年の長期に渡った。これは2008年の条例改正により、ニューヨーク市長の任期が3期12年まで延長され、ブルームバーグ市制が3期に渡った為である。条例は住民投票によって2010年に再び改正され、市長の任期は2期8年に戻っている。 ジェームズ・P・オニール 第43代警察委員長。1983年1月、ニューヨーク市鉄道警察(現在のNYPD鉄道警察局)の巡査を拝命し第1分駐隊(Transit District 1)に配属。1987年に巡査部長、1991年に警部補に昇進。1995年の警察再編で鉄道警察がNYPDに吸収合併された為、オニールもNYPDに移籍。以後も順調に出世し、2014年12月から第38代警視総監を務めた。2016年9月にビル・デブラシオ市長から指名を受け警察委員長へ就任。 ロバート・S・マルチネス 支援業務局担当の委員(Deputy Commissioner)。警察官ではなく技術吏員出身。1986年に車両整備員としてNYPDに採用され、支援業務局車両管理課(Fleet Service Division 略称:FSD)に配属。2006年にFSDの技術監督に昇進。FSD時代は市の方針に基づき、NYPDにおける二酸化炭素排出量削減に取り組んだ。日産・アルティマやフォード・フュージョンなどのハイブリッド車をパトカーとして積極的に調達し、2009年~2014年までの間に890万ガロンの燃料を節約した。これらの実績と市警組織再編に基づき、2014年9月に警察委員に就任。
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