フォード・フュージョンとは? わかりやすく解説

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フォード・フュージョン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/21 18:02 UTC 版)

フォード・フュージョン
2002年10月初期型 1.4
概要
製造国 ドイツ (ノルトライン=ヴェストファーレン州ケルン市)
インド (タミル・ナードゥ州チェンナイ市)
販売期間 2002年10月 - 2012年9月
デザイン マーク・アダムス英語版
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアMPV
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動
プラットフォーム フォード・B3プラットフォーム
パワートレイン
エンジン ガソリン:
ゼテックSE型英語版 1,388 cc 直4
ゼテックSE型 1,596 cc 直4
ディーゼル:
デュラトルク型英語版 1,398 cc 直4 TDCi英語版
デュラトルク型 1,560 cc 直4 TDCi
変速機 アイシン製AW-50型4速AT
フォード・モーターデュラシフト型英語版5速AMT
フォード・モーター製IB5型英語版5速MT
車両寸法
ホイールベース 2,490 mm
全長 4,020 mm
全幅 1,710 mm
全高 1,500 mm
系譜
後継 フォード・B-MAX英語版
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フュージョン (FUSION) は、ドイツ連邦共和国自動車メーカーフォード・オブ・ヨーロッパ英語版により2002年10月から2012年9月にかけて製造、主に欧州市場において販売された5ドアMPV型の小型乗用車 (Bセグメント相当) である。同名の車種北米市場においても製造、販売されたものの、本車種とは全くの別設計である。

歴史

2001年 (平成13年) 2月
ジュネーヴ州ジュネーブ市のパレクスポ国際展示場において開催された第71回ジュネーヴ国際モーターショーにおいて[1]コンセプトカーとして発表[2]
2002年 (平成14年) 3月
ジュネーヴ州ジュネーブ市のパレクスポ国際展示場において開催された第72回ジュネーヴ国際モーターショーにおいて[1]量産予定車として発表[2]
2002年 (平成14年) 10月
販売開始[3]
プラットフォームB3プラットフォームを採用しており、プラットフォームを共有する5代目フィエスタをベースとした[4]。なお、全長、全幅、全高をそれぞれ延長し、Hポイント英語版シートの配置位置を高め[5]、シアター形式と6:4分割可倒式リアシート、可倒式助手席、カーゴシルと同じ高さに配置した荷室空間を備える[5]
Bクラス級の足回りによる経済的な操作性[6]、4mの接地面により向上した操縦性、高められた全高による室内空間、乗降性、荷室空間に優れる。なお、全輪駆動車の設定は無い[6]
ベース車であるフィエスタの上級車種であるフォーカスにおける、C-MAXと同様の位置付けである。
製造はケルン・ボディ&アセンブリ英語版において行われる。販売は欧州市場及びインド市場のみであるものの、アンゴラ共和国トルコ共和国ロシア連邦香港特別行政区と言った50カ国以上へ輸出も行われた。なお、日本市場へ輸出は行われない。
ユーロNCAPにより実施された衝突安全試験では、成人乗員保護性能で5つ中4つ星[7]歩行者保護性能で4つ星中2つ星を獲得した[7]
2005年 (平成17年) 1月
マイナーチェンジを施した2006年を発表。
2005年 (平成17年) 11月
マイナーチェンジを施した2006年式を販売開始。ヘッドランプテールランプバンパーフェイシア、サイドドリップモール、ドアミラー、アナログメーターディスプレイを変更し、ボディカラーの明度を高め、内装にソフトタッチ素材を採用した[8]
2012年 (平成24年) 9月
製造終了。後継車種はB-MAX英語版となる[8]

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b 高木, 啓 (2002年3月5日). “【ジュネーブショー2002速報】開幕!! ……「すべての道はパレクスポに通ず」”. Response.. 株式会社イード. 2025年1月20日閲覧。
  2. ^ a b リッチ, トゥルーズデル; ブランディ, A, シャフェルス; ジェフ, バートレット (2002年10月31日). “Exclusive: 2002 Geneva Motor Show [独占: 2002年ジュネーブ国際モーターショー]” (英語). モータートレンド英語版 (カリフォルニア州エル・セグンド英語版: モータートレンドグループ有限責任会社英語版). https://www.motortrend.com/news/02-2002-geneva-motor-show/ 2025年1月20日閲覧。 {{cite news}}: CS1メンテナンス: location (カテゴリ)
  3. ^ スヴェン, シューベルト (2002年3月8日). “Alphabet Soup In Geneva, As Makers Go For The Young At Heart [ジュネーブのアルファベット・スープ、メーカー各社は若者の心を狙う]” (英語). オリジナルの2019年2月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190221224152/https://www.digitaljournal.com/article/33962 2025年1月20日閲覧。 
  4. ^ “Fusion, spazio e simpatia Ford lancia il primo "Urban Activity Vehicle" [フュージョン、スペース、親しみ易さ フォードが初の『アーバン・アクティビティ・ビークル』を発表]” (イタリア語). ラ・ヌォーヴァ・サルデーニャ. (2002年10月29日). オリジナルの2019年2月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190221224041/http://ricerca.gelocal.it/lanuovasardegna/archivio/lanuovasardegna/2002/10/29/SMT01.html 2025年1月20日閲覧。 
  5. ^ a b Ford Fusion (2002 – 2012) Review [フォード・フュージョン (2002年 - 2012年) レビュー]” (英語). オネスト・ジョン. 2025年1月20日閲覧。
  6. ^ a b Ford unveils 'urban activity vehicle' [フォードが『アーバン・アクティビティ・ビークル』を発表]” (英語). UPI. UPI通信社 (2002年3月5日). 2025年1月21日閲覧。
  7. ^ a b Official Ford Fusion 2003 safety rating (2003年式フォード・フュージョン 安全性評価)” (英語). ユーロNCAP. 2025年1月22日閲覧。
  8. ^ a b サム, ハーディ (2006年2月8日). “Ford Fusion [フォード・フュージョン]” (英語). オートエクスプレス英語版. Carwow英語版. 2025年1月21日閲覧。

関連項目

外部リンク





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