フォード・トーラスXとは? わかりやすく解説

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フォード・トーラスX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/23 06:24 UTC 版)

トーラスXTaurus X)はフォードが製造・販売していた自動車である。2005年から2007年までフリースタイルFREESTYLE)の車名で販売されていたが、2008年からトーラスXに改名された。

フォード・フリースタイル
フォード・トーラスX
2006年型 フリースタイル
2008年型 トーラスX
概要
製造国 アメリカ合衆国
販売期間 2005-2009年
ボディ
乗車定員 6/7名
ボディタイプ 5ドアSUV
駆動方式 FF/4AD
パワートレイン
エンジン 3.0/3.5L V6
車両寸法
ホイールベース 2,870mm
全長 5,070mm
全幅 1,890mm
全高 1,730mm
車両重量 1,948kg
その他
姉妹車 フォード・ファイブハンドレッド
系譜
先代 フォード・トーラス(ワゴン)
後継 フォード・フレックス
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概要

2004年1月北米国際オートショーにてフォード・トーラスセダンおよびワゴンの後継車種が、それぞれファイブハンドレッド、フリースタイルとして発表され、同年内に2005年モデルとして発売開始された。フリースタイルは背の高いステーションワゴン風の外観の車種で、6/7人乗員の3列シートは多彩なシートアレンジを備えており、それによって高い居住性と実用性を確保していた。

マーキュリー版の姉妹車も計画されていたようで、翌2005年の北米国際オートショーにてマーキュリー・メタワン (Mercury Meta One) コンセプトが出展されたが、実際に市販化されることはなかった。なお、同コンセプトはツインターボのV6ディーゼルエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車であった[1]

フリースタイル(および姉妹車のファイブハンドレッドとマーキュリー・モンテゴ)は、プラットフォームにはXC90などで使用されているボルボ開発のフォード・D3プラットフォームを採用した。パワートレーンは3.0L DOHCV6ZFCVTの組み合わせのみであった。駆動方式はFFAWDがともに用意された。

2007年2月にはシカゴオートショーフェイスリフトされた2008年モデルが発表されたが、フォードの戦略転換に伴ってD3プラットフォームの3車種はファイブハンドレッドが「トーラス」に、モンテゴが「セーブル」に戻され、またフリースタイルは「トーラスX」に改名された。パワートレーンは3.5L DOHCV6とアイシンAW(現:アイシン)製6速ATの組み合わせに換装された。

2009年1月の北米国際オートショーでフルモデルチェンジされたトーラスが発表されたが、トーラスXはモデルチェンジされることなく2009年モデル限りで打ち切られた。

なお、豪州フォードが似たようなスタイリングを持つフォード・テリトリーを開発し、アジア太平洋地域で販売しているが、トーラスXとはプラットフォームも異なる全くの別車種である。

脚注

  1. ^ Detroit Auto Show (NAIAS) 2005 - Mercury Debuts Meta One Concept”. MSN Autos (2005年1月10日). 2010年4月10日閲覧。

関連項目




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