主な施設・行事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 18:54 UTC 版)
「国府台 (市川市)」の記事における「主な施設・行事」の解説
国府台は、東京から近い散策地としてもよく知られており、里見公園、じゅんさい池緑地(市川市中国分)、江戸川堤、矢切の渡し(松戸市)等と結ぶと快適なウォーキングコースとなる。特に、江戸川に面した、真間へつらなる台地の斜面林は市川市民だけでなく、川の対岸の東京都民からも愛されている。また、国府台北部(国府台四丁目)には広範囲に雑木林が残されており、市民の働きかけにより市が保全に乗り出している(国府台緑地)。さらに、里見公園の下には、江戸川の堤防の改修によりできた旧坂川跡の湿地が残されており、保存が検討されている。 里見公園は、春の花見の名所、春秋の小学生や幼稚園児の遠足の場所等として親しまれている。園内には明戸古墳の石棺、弘法大師が開いたと伝えられる「羅漢の井」、国府台合戦の伝説を秘めた「夜泣き石」(公園に隣接する總寧寺から移設)、北原白秋の旧居「紫烟草舎」(江戸川区から移築)等が残されている。 また、この地区には、悪霊や悪疫が村に進入することを防ぐため、毎年1月17日に、村の四隅に藁で作った大きな蛇を飾る「辻切り」という行事が残っている。この行事は室町時代から伝わるもので、4体の藁製の蛇が地区内の天満宮で作られる。辻切りは市川市指定無形民俗文化財になっている。 国府台二丁目の千葉県血清研究所跡地には、1904年(明治37年)以前の建設と推定される旧陸軍の赤レンガ造りの倉庫(国府台旧陸軍赤レンガ武器庫)が残っている。この建物は建築史において価値のあるものとされ、保存を求める市民運動が起こっている。2016年2月3日、この動きを踏まえて市川市長が県知事に「市民に開放できる施設として残してほしい。」と要望を出した。 さらに、精神病理学者式場隆三郎が創設した精神・神経科の病院で、バラ園があることで有名な式場病院がある(バラ園は現在一般公開していない)。同病院は、隆三郎の甥にあたり、1960年代を代表するレーシングドライバーとしても著名な式場壮吉の実家でもある。
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