中期防衛力整備計画:2005年(平成17年) - 2009年(平成21年)
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「陸上自衛隊」の記事における「中期防衛力整備計画:2005年(平成17年) - 2009年(平成21年)」の解説
2005年度(平成17年度)以降の防衛計画の大綱に基き、中期防衛力整備計画 (2005)が定められた。ここでは、陸上自衛隊の組織の見直しとして、「陸上自衛隊については、戦車及び主要特科装備の縮減を図りつつ、即応性、機動性等を一層向上させるため、5個の師団、1個の旅団及び2個の混成団について改編を実施し、このうち1個の師団及び2個の混成団は旅団に改編する。また、機動運用部隊や専門部隊を一元的に管理・運用する中央即応集団を新編する」とされた。また、同時に「計画期間末の編成定数については、おおむね16万1千人程度、常備自衛官定員についてはおおむね15万2千人程度、即応予備自衛官員数については、おおむね8千人程度をめどとする。なお、陸上自衛隊の常備自衛官の充足については、計画期間末において、おおむね14万6千人程度をめどとする」とされた。 この中期防衛力整備計画における装備品の主要な整備目標は次の通りである。戦車は49両、火砲(迫撃砲を除く)は38両、装甲車は104両、戦闘ヘリコプター(AH-64D)は7機、輸送ヘリコプター(CH-47JA)は11機、中距離地対空誘導弾(03式中距離地対空誘導弾)は8個中隊である。 今まで対戦車ヘリコプターとして配備されていたAH-1S コブラが退役する一方で、戦闘ヘリコプターとしてAH-64D アパッチ・ロングボウが新たに就役することになっていたが、防衛省は2007年(平成19年)にAH-64Dの導入打ち切りを発表し、それまでの調達数は10機となった。現在、新たな後継攻撃ヘリコプターの採用計画が進展している(詳細はAH-X) なお、この計画に基づき以下の部隊・機関について新編・改編が実施された。 2006年(平成18年)3月27日:第2混成団を第14旅団に改編 2007年(平成19年)3月28日:中央即応集団及び中央情報隊を新編 2008年(平成20年)3月26日:第11師団を第11旅団に改編 2010年(平成22年)3月26日:第1混成団を第15旅団に改編
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