中央帝都
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 09:04 UTC 版)
ジャコウが作り上げた天帝軍の本拠地で、超近代的威容を誇る。リンは「人々の希望の灯を消し、時代を暗闇に包む天帝の本拠地」、ファルコは「ジャコウの悪魔の城」と評した。 「帝都」とはいうものの市民生活の描写は特になされていない。外壁にぐるりと砲台を配しており、都市というよりはむしろ要塞としての色が強く、外敵の侵入を防ぐため様々な仕掛けが施されている。ここで指揮を執るジャコウが極度な暗所恐怖症なため、夜間は盛大にライトアップが行われ星のように明るい。その外観から機械化の進んだハイテク都市のように見えるものの、実際にライトアップを行う電力は地下で働かせている囚人の人力発電によって賄われている。なお、アニメ版では天帝軍の兵士が発電を行う囚人たちを鞭打つ場面をバンクシーンとして使用している。 天帝軍により、囚人としてここに収容された者は死ぬまで強制労働を課されるため、生きて帰れることはない。死体は地下水路より袋詰めにされた状態で運河に流される。防衛のため中世の城に見られる城壁のような壁で帝都を2重に囲んでおり、それぞれ正面側に門がある。第1の門の前にはジャコウの息子・シーノ(アニメではボルツ)が配置されていた。第2の門には高圧電流が流されており、これで第1の門を突破したケンシロウを黒焦げにしようとしたが通用せず、ここにいた兵士たちもたちどころに倒されあっさりと突破された。帝都への入り口となる最後の門の前にファルコが立ち塞がり、ここでケンシロウとファルコの死闘が展開された。 ジャコウは地下の最下層に天帝ルイを幽閉しており、ファルコたちはその所在が掴めなかったものの、帝都内に潜入したリンたちがジャコウのいる部屋の落とし穴により最下層に落とされたことでルイを発見できた。最終的にアインの活躍で天帝ルイは救出され、ジャコウも倒されたことで帝都は陥落、囚人たちも解放された。 最後は修羅の国への逃亡を図ったジャスク(アニメではタイガ)が、ファルコの仕掛けた爆薬を起爆させたことで崩壊している。
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