世界選手権に4年連続選出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 04:36 UTC 版)
「田中刑事」の記事における「世界選手権に4年連続選出」の解説
2019-2020、引き続き好調躍進のシーズン。チャレンジャーシリーズのUSクラシックでは、アメリカのヴィンセント・ジョウを破り、山本草太とワンツーフィニッシュを飾った。これはシニアとして、自身のISU公式戦初優勝である。 スケートカナダでは、会場への移動中に、交通事故を起こしたタクシーに乗りあわせており、危ぶまれたが、2016年のNHK杯以来、3年ぶりとなるグランプリシリーズの表彰台に立った。中国杯は、そのたった2週間後だった。ジャンプのミスが続き、SP7位となったことが響き、惜しくも総合5位となり、グランプリファイナルへは駒が進めなかった。 その後の全日本選手権では、SPで4回転サルコウを転倒するも、ステップシークエンスを高く評価される。FSは2本の4回転サルコウを決め、4位となり、4年連続となる世界選手権への切符を手にする。 2020-2021シーズンは、試練の幕開けとなった。 新型コロナウィルスの影響で、直前に中止になった世界選手権の地、モントリオールから2泊4日で帰ったのち、緊急事態宣言が出され、約1ヵ月半にわたり氷上に立てなかった。 焦燥のなか、練習が再開されるも、8月、練習中に右膝に怪我をしてしまう。さらに9月、溶連菌感染症で入院。退院直後で出場となった、中四国九州選手権大会では3回転アクセルなどを回避し、優勝。10月に行われた西日本選手権では、4回転、3回転ルッツ、3-3を封印するも、「いまできることをやっている」SPは納得の演技で、山本草太、友野一希に続く3位となる。 11月のNHK杯(非公認大会)ではジャンプのミスが続き、4位入賞にとどまるが、実戦で4回転サルコウを組み込むところまでクリアする。 復帰へのステップとして照準を合わせてきた、全日本選手権では、渾身の演技を見せた。切れ味を戻したSP、FSでは4回転サルコウを2本組み込み、5年連続の世界選手権代表は逃すも、4位。 2021-2022シーズン、競技引退を発表。引退後はプロスケーターと、指導者を志すアシスタントコーチのふたつのキャリアを歩むことを表明。コーチとしてはひょうご西宮アイスアリーナで恩師となる長光歌子コーチ、淀粧也香コーチのもとで経験を積み、アシスタントコーチとして指導に携わる予定。
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