世界各国での反響
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中華民国(台湾)と香港では『小甜甜』というタイトルの中國語(台湾華語)と広東語吹き替え版が放映された。 大韓民国ではほとんど日本と時差なく1977年に放送が開始。髪が長くて愁いを帯びた素敵な男性のことを「テリウス」(テリィのこと)と言う。後に日本でも人気になった韓国ドラマ『冬のソナタ』のストーリーに影響を与えた。 その他のアジア各地でも放映された。中でも1989年に放送開始してヒットしたインドネシアでは、初めて放送された日本の連続テレビアニメであり、原作マンガも翻訳出版され、『ドラえもん』とともに現地におけるアニメ・マンガ世代の誕生の契機となった作品である。韓国では原作マンガも出版されたが、当時は日本の大衆文化の輸入が禁止されていたために海賊版の形であり、日本の作品と知らずに接していた韓国人も多い。 1970年代からヨーロッパでも放送され、特にフランスとイタリアで人気を得た。ヨーロッパでも韓国と同様にフランスやドイツで日本の作品と知らずに見ていたと言われることがあり、多くのフランス人がフランス製アニメだと信じていたという逸話がある。フランスには1977年に輸出され、1978年から『Candy』のタイトルで毎日5分ずつ放送されて大人気となった。原作も日本と同じ単行本の形で翻訳出版されたがこちらは失敗した。イタリアには1979年にテレビアニメ版が輸出され、放映に合わせて、ファブリ社が少女雑誌『キャンディ』を創刊し、原作を翻訳して週刊ペースで連載。これが大人気となり、連載終結後も続編を希望する嘆願が殺到し、イタリア独自の続編漫画が、原作者の了承によりイタリアのみの公開という条件で1984年秋から発表された。 アメリカ大陸においては、ラテンヨーロッパ文化の影響が強い、主に中南米諸国、そしてカナダでもフランス語版が放映され、人気を博した。ただしアメリカ合衆国においては、小説『あしながおじさん』と設定が瓜二つなことや、劇中の音楽などが差換えられた経緯もあり、ヒットしなかった。
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世界各国での反響
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中華民国(台湾)と香港では『小甜甜』というタイトルの中國語(台湾華語)と広東語吹き替え版が放映された。 大韓民国ではほとんど日本と時差なく1977年に放送が開始。髪が長くて愁いを帯びた素敵な男性のことを「テリウス」(テリィのこと)と言う。後に日本でも人気になった韓国ドラマ『冬のソナタ』のストーリーに影響を与えた。 その他のアジア各地でも放映された。中でも1989年に放送開始してヒットしたインドネシアでは、初めて放送された日本の連続テレビアニメであり、原作マンガも翻訳出版され、『ドラえもん』とともに現地におけるアニメ・マンガ世代の誕生の契機となった作品である。韓国では原作マンガも出版されたが、当時は日本の大衆文化の輸入が禁止されていたために海賊版の形であり、日本の作品と知らずに接していた韓国人も多い。 1970年代からヨーロッパでも放送され、特にフランスとイタリアで人気を得た。ヨーロッパでも韓国と同様にフランスやドイツで日本の作品と知らずに見ていたと言われることがあり、多くのフランス人がフランス製アニメだと信じていたという逸話がある。フランスには1977年に輸出され、1978年から『Candy』のタイトルで毎日5分ずつ放送されて大人気となった。原作も日本と同じ単行本の形で翻訳出版されたがこちらは失敗した。イタリアには1979年にテレビアニメ版が輸出され、放映に合わせて、ファブリ社が少女雑誌『キャンディ』を創刊し、原作を翻訳して週刊ペースで連載。これが大人気となり、連載終結後も続編を希望する嘆願が殺到し、イタリア独自の続編漫画が、原作者の了承によりイタリアのみの公開という条件で1984年秋から発表された。 アメリカ大陸においては、ラテンヨーロッパ文化の影響が強い、主に中南米諸国、そしてカナダでもフランス語版が放映され、人気を博した。ただしアメリカ合衆国においては、小説『あしながおじさん』と設定が瓜二つなことや、劇中の音楽などが差換えられた経緯もあり、ヒットしなかった。
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