上海における内山書店の開設とは? わかりやすく解説

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上海における内山書店の開設

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/11 04:26 UTC 版)

内山完造」の記事における「上海における内山書店の開設」の解説

内山高等小学校4年中退京都大阪商家10数年店員勤めた後、1913年3月上海へ渡った入信したキリスト教会牧師紹介で、大学目薬参天堂(現在の参天製薬)の出張販売員となるためである。各地営業するうちに、粗衣粗食耐える勤勉な苦力クーリー)や信用重んじる商人など中国庶民に深い共感覚えた。また中国人が、個人的な信用重んじ、「官」の威光むやみに信じないことや、現実重視し実利的であることなども、彼の心に深く刻まれた。クリスチャンであった彼は、3年後京都教会牧野虎次牧師勧めにより、家の事情祇園芸者となっていた井上美喜子と結婚した女性自立のための経済的独立持論とする彼は、妻の内職用に上海・北四川路の自宅に、板の間ビール箱を置いただけの簡素な売り場設けてキリスト教関係書の販売始めた最初は扱う書籍の数も少なかったが、書籍数が100冊を超える頃、客の要望応えて宗教書のみならず一般書取り次ぎも行うようになった1929年に「内山書店」を施高塔スコット)路に移転した路面電車終点にも近く商売には絶好ロケーションである。1930年には、彼自身参天堂を辞めて内山書店」の書店経営専心した1930年代半ば日本企業の上海進出、「円本ブーム」などの出版好況、そして日本人中国人朝鮮人区別なく掛け売りを行う愛書家への奉仕徹した営業方針などの理由により「内山書店」は急成長遂げ数年後には上海随一日本書店成長した詳細は「上海内山書店中国語版)」を参照

※この「上海における内山書店の開設」の解説は、「内山完造」の解説の一部です。
「上海における内山書店の開設」を含む「内山完造」の記事については、「内山完造」の概要を参照ください。

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