上海のガラ馬券
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 08:49 UTC 版)
上海ではイギリス人が経営する上海競馬が行われていたが、1937年ごろには上海競馬は5月と11月に各3日競馬が行われ、その3日目にチャンピオンレースが行われ、ガラ馬券が発売されていた。 上海のガラ馬券は1枚10ドルで10万枚の馬券が発売される。馬券の発売が終わると、番号がついている小さな玉を抽選機(ガラ)に入れ、ガラガラを箱を回して小玉を取り出す。出走馬はたいていの場合10頭なので、抽選によって馬Aは35984番、馬Bは12968番、馬Cは96873番・・・と言ったように割り振る。10万枚の券に対して馬は10頭なので、抽選の段階で99990枚は外れになる。その後実際に馬の競走が行われ、競走で1位になった馬に割り振られた券には25万ドル、2位の馬に割り振られた券には10万ドル、3位から10位までだと1万ドルが配当される。1等を得られるのは10万枚の中で1枚だけだが、その代わりに25000倍の配当になるわけである。馬の競走が始まる前に、ガラに当たった馬券の売り買いが行われ、雑誌にも1枚5万ドルの値がついた様子が書かれている。
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