三輪車を用いた競技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 02:43 UTC 版)
オートバイの鈴鹿8時間耐久ロードレースを模した形での長時間耐久レースも各地で開催されている。その中で、継続して実施されている(た)ものを以下に記す。これらのレースにおいては、選手が長時間乗車できるよう、ルールによる制限は設けているものの、強度面などの理由もあり改造もしくはフルスクラッチでの新造を基本的に考慮するものとしていることが多い。 全日本8時間耐久三輪車レース(宮城県石巻市) 改造した市販車のみ参加可。無改造車による2時間耐久レースもあり。東日本大震災以後の開催については不明。 三輪車12時間耐久レース(東京・お台場) 上の全日本大会を模して行った。 WEC Japan(ウェック ジャパン、静岡県小山町(富士スピードウェイ)、元「3輪ワールドGP」) (WECは「ワールド・エコロジカルカー・チャンピオンシップ」の略(自動車の耐久レースの世界選手権 World Endurance Championship、および過去に存在した WEC-JAPAN に掛けている)) 複数カテゴリの混走レース。自称「富士スピードウェイの最遅カテゴリー」「無理すれば、誰でも出れる、世界選手権!」「三輪車や椅子による人力車レースの最高峰」。カテゴリGT3(グレートチューニング三輪車)が三輪車のカテゴリである。ルールから抜粋すると、前1輪駆動の3輪車で、クランク軸=車軸でなくともよい(チェン駆動等も可)が、比が1:1でなければならない。富士スピードウェイ付属施設の一つであるカートコースを使用する。5時間耐久。2009年に第1回が開催された。 南飛騨三輪8耐(岐阜県下呂市) 旧萩原町で実施され、別名「萩原8耐」。ルール(縦横高さ合計3m以内)に基づく手作り三輪車によるレース。1997年に第1回を開催した。2009年を最後に開催されていない。 全日本あいとう4時間耐久三輪車レース(滋賀県東近江市) 旧愛東町で毎年10月の第4日曜日に開催されている。最も歴史の古い三輪車レースである(2013年で26回目(2011年は中止))。2014年以降の開催は不明。 改造部門とノーマル部門の二つの部門がある。 1周350〜400mの特設サーキットを走行する。コースレイアウトは毎年変わる。 ロングストレート・連続ヘアピン・アップ&ダウン等テクニカルなコースレイアウトが特徴。 南丹サンサン祭4時間耐久三輪車レース(京都府南丹市) 毎年10月の「南丹サンサン祭」の際に実施されている。規定内の自作車両を使用。サンサン祭自体は2009年に第1回が開催されている。 かつらぎ三輪車4時間耐久レース(和歌山県かつらぎ町) 規定に従った自作またはレンタル車両でのレース。第1回は1990年に開催された。第1回のみ4月の実施で、第2回以降は毎年11月に実施されていた。2018年の第30回を最後に終了。 養父市三輪車4時間耐久レース(兵庫県養父市) 2013年に第1回を開催。主催者が用意した車両を使う「レンタルクラス」と、規定内の改造車・市販車・自作車のいずれでもエントリー可能な「オリジナルクラス」がある。 遠賀町三輪車4時間耐久レース(福岡県遠賀町) 2017年で16回を数える。
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