三国峠を題材・舞台とする作品について
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戦国時代、特に上杉謙信や後北条氏、上杉景勝(御館の乱)等を描いた作品では多く登場する。 また堀部安兵衛を題材にした一部の作品で、仇討ちの場面の舞台として扱われることがある(小説『堀部安兵衛』、時代劇スペシャル『喧嘩安兵衛 決闘高田ノ馬場』など)。 池波正太郎の『鬼平犯科帳』シリーズでは大滝の五郎蔵親分の初登場エピソードで言及されている(文庫版4巻・ドラマ第1シーズン21話「敵」)。越後と上州の境にある三国峠の谷底の「坊主の湯」が盗金の隠し場所の一つという設定。 佐伯泰英の『居眠り磐音』17巻「紅椿ノ谷」ではクライマックスの決闘シーンに登場する。 司馬遼太郎の小説『峠』の序盤で河井継之助が冬の越後から江戸に出るために雪の三国峠越えをする描写があるが、これは司馬の創作で史実ではない。なお、実際に河井が越えた碓氷峠も峠越えが困難である点で共通している。 三波春夫の歌曲『あゝ三国峠』では「三国峠は歴史の峠」と歌われている。 円山京子の『苗場音頭』で近傍の苗場スキー場などと共に歌の題材になっている。 尭恵は『北国紀行』に「諏訪の海に 幣(ぬさ)と散らさば三国山 よその紅葉も神や惜しまむ」と記した。 与謝野晶子は1931年(昭和6年)9月に法師温泉から駕籠に乗って三国峠を訪れ、「わがあるは 三国の峠 たちわたる 霧の下こそ 越路なりけり」と詠った。三国街道の途中にある水場が晶子清水と名付けられた。
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