一般フォーマット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 00:57 UTC 版)
「2行軌道要素形式」の記事における「一般フォーマット」の解説
AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA1 BBBBBC DDEEEFFF GGHHH.HHHHHHHH +.IIIIIIII +JJJJJ-J +KKKKK-K L MMMMN2 BBBBB PPP.PPPP QQQ.QQQQ RRRRRRR SSS.SSSS TTT.TTTT UU.UUUUUUUUVVVVVW AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA が24桁の衛星名(Line 0)である。また、下記以外の文字は、次で説明するためのシンボルである。 凡例. (一般フォーマットの各項目共通) '1'、'2' 、'.' : これらはそれぞれ各桁番号および小数点を表す。これ以外の文字は来ない。 '+' : 続く数値の符号が来ることを表し、'+'、'-'または空白が来る。 '-' : 1桁の数値が続く場合は、その数値の符号であり'+' か '-' が来る。その場合、この符号付の1桁の整数は、先行する数値の10を底とする指数部である。この2桁は空白になる場合がある。 Line 1 桁桁数詳細シンボル1 1 要素データ行番号。 Line 1 では必ず '1' 1 3-7 5 衛星カタログ番号 (NORADカタログナンバー) BBBBB 8 1 軍事機密種別 ('S':秘匿、'U':公開、のどちらかの文字が来る。) C 10-11 2 国際衛星識別符号 (打上げ年のラスト2桁) DD 12-14 3 国際衛星識別符号 (その年の打上げの通算番号) EEE 15-17 3 国際衛星識別符号 (その打上げによる飛行体の通番)飛行体が1つの場合は3桁とも空白。飛行体が複数の場合は、各々の飛行体を区別する目的で左詰で 'A'、'B'、'C' ... 、'Z'、'AA' ...、'AZ'、'BA' ...、'ZZ'、'AAA' ...の要領で表す FFF 19-20 2 この軌道要素の元期 (年のラスト2桁) GG 21-32 12 元期 (続き) (その年の通日3桁、および該日における時刻を表す9桁の小数)。先行する GG が示す年の1月1日0000 UTC を1.0と数え、それからの経過時間を日を単位として加算した値。最小位の桁は0.864msに相当する。UTC を使用する場合は閏秒に注意する必要がある。閏秒の無いTAI、TT、UNIX時間、GPSタイムを用いた方が良い HHH.HHHHHHHH 34-43 10 平均運動の1次微分値を2で割った値。単位は 回転/day2 。主に地球の重力ポテンシャルの球対称からのずれにより発生する二体問題への摂動の影響を、平均運動について補正する。SGPで使用されるが、SGP4では使用されていない。 +.IIIIIIII 45-52 8 平均運動の2次微分値を6で割った値 (仮数部は先頭に小数点があるものと見なされる)。単位は 回転/day3。実際には使用されておらず、NASA、NORADなどの公表値は '00000-0'にセットされている。 +JJJJJ-J 54-61 8 B* (B STAR) 抗力項 (仮数部は先頭に小数点があるものと見なされる)。大気による抗力が無視できない場合に用いる補正係数。SGP4で使用されるが、SGPでは使用されていない。 +KKKKK-K 63 1 この軌道要素を算出した軌道モデル(Ephemeris) の種別。'0':情報なし、'1':SGP、'2':SGP4、'3':SDP4、'4':SGP8、'5':SDP8。この情報は通常は使用されず、NASA、NORADなどの公表値は '0' となっている。 L 65-68 4 軌道要素通番。軌道要素情報が更新されるごとに1ずつ加算される。 MMMM 69 1 Line 1 チェックサム。68桁までの各桁の数字を10進1桁の数と見なして単純に加算した総和を10で割った余り。ただし、数字以外の文字、空白、小数点、'+' は無視し、'-' は '1' と見なす。 N Line 2 桁桁数詳細シンボル1 1 要素データ行番号。 Line 2 では必ず '2' 2 3-7 5 衛星カタログ番号(Line 1 と同一) BBBBB 9-16 8 軌道傾斜角。単位は 度 PPP.PPPP 18-25 8 昇交点の赤経。単位は 度 QQQ.QQQQ 27-33 7 離心率。先頭に小数点があるものと見なされる。 RRRRRRR 35-42 8 近地点引数。単位は 度 SSS.SSSS 44-51 8 平均近点角(Mean Anomaly)。単位は 度 TTT.TTTT 53-63 11 平均運動 (Mean Motion) 。単位は 回転/day UU.UUUUUUUU 64-68 5 元期における通算周回数。軌道上に打上げられてから最初に昇交点を通過するまでを 0 周目として、昇交点を通過するごとに 1ずつ増える値。 VVVVV 69 1 Line 2 チェックサム。計算方法は Line 1 と同じ W
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