ロンメルの師団の戦果と損害、またその評価とは? わかりやすく解説

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ロンメルの師団の戦果と損害、またその評価

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:20 UTC 版)

エルヴィン・ロンメル」の記事における「ロンメルの師団の戦果と損害、またその評価」の解説

西方電撃戦通じてロンメル第7装甲師団戦果は、捕虜97000人の他、鹵獲兵器として戦車装甲車458両、各種277門、対戦車砲64門、トラック4000両から5000両、乗用車1500両から2000両、馬車1500両から2000両、バス300両から400両、オートバイ300台から400台がある。また敵航空機52撃墜し、うち12機を地上鹵獲している。師団進軍スピードが速すぎたため、正確に数えられていないが、鹵獲兵器についてはこの数字よりもっと多かったといわれる一方で西方電撃戦通じてロンメル第7装甲師団出した損害は、628名の戦死296名の行方不明戦車42両の喪失であった。 第7機甲師団人的損害は他の師団より多い。ドイツ軍西方電撃戦で49000人の戦死者行方不明者出しており、これを単純にドイツ軍135師団で割ると1個師団平均戦死者行方不明者363人になるが、ロンメル師団戦死行方不明者924人も出ている。ただしこれについてはロンメル師団は常に電撃戦先陣切って戦っていたことを考慮せねばならない戦果比較すれば損害少なかったといえるロンメル評価賛否両論だった。概してナチ党政権からの評価高かったが、軍部からの評価低かった西方電撃戦中、ロンメル何度も命令無視して独断行動取った。それらはすべて成功したとはいえ上官たちからは当然不興買っていた。またロンメルが「ヒトラー子飼い将軍」と看做されていたことも煙たがられ原因だった。参謀本部総長フランツ・ハルダー上級大将ロンメルを「命令無視ばかりの気が狂った将軍」と酷評したロンメルの上官である第15軍団長ヘルマン・ホト大将ロンメルについて「機甲師団新たな道を開いた。特に前線立とうという意欲テンポ速い戦闘でも決定的なポイント察知する彼の天性素質称賛値する」と評価する一方ロンメル軍団長なるには「もっとたくさんの経験と、より優れた判断力必要だ」と注文付けた。またホト第4軍司令官ギュンター・フォン・クルーゲ上級大将は「ロンメル自分勝利に他の者が寄与していることを認めたがらない」と批判している。ロンメル著書の中で彼の師団左側から進軍した32歩兵師団(de)を実際よりずっと進軍遅かったかのように書いたり、またドイツ空軍功績にほとんど触れていなかったり、確かにそうした面が多々見られた。

※この「ロンメルの師団の戦果と損害、またその評価」の解説は、「エルヴィン・ロンメル」の解説の一部です。
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