レイヤー構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 03:45 UTC 版)
国際標準化機構 (ISO) によって制定された、異機種間のデータ通信を実現するためのネットワーク構造の設計方針「開放型システム間相互接続 (Open Systems Interconnection、OSI)」に基づいて通信機能を以下の7階層(レイヤ)に分割する。 OSI参照モデル7. アプリケーション層 HTTP DHCP SMTP SNMP SMB FTP Telnet AFP X.500 6. プレゼンテーション層 HTTP DHCP SMTP SNMP SMB FTP Telnet AFP X.500 5. セッション層 TLS NetBIOS NWLink DSI ADSP ZIP ASP PAP 名前付きパイプ 4. トランスポート層 TCP UDP SCTP SPX NBF RTMP AURP NBP ATP AEP 3. ネットワーク層 IP ARP RARP ICMP IPX NetBEUI DDP AARP 2. データリンク層 イーサネット トークンリング アークネット PPP フレームリレー 1. 物理層 RS-232 RS-422 (EIA-422, TIA-422) 電話線・UTP ハブ リピータ 無線 光ケーブル 表 話 編 歴 第7層 - アプリケーション層 具体的な通信サービス(例えばファイル・メールの転送、遠隔データベースアクセスなど)を提供。HTTPやFTPなどの通信サービス。 第6層 - プレゼンテーション層 データの表現方法(例えばEBCDICコードのテキストファイルをASCIIコードのファイルへ変換する)。 第5層 - セッション層 通信プログラム間の通信の開始から終了までの手順(例えば接続が途切れた場合、接続の回復を試みる)。 第4層 - トランスポート層 ネットワークの端から端までの通信管理(エラー訂正、再送制御など)。 第3層 - ネットワーク層 ネットワークにおける通信経路の選択(ルーティング)。データ中継。 第2層 - データリンク層 直接的(隣接的)に接続されている通信機器間の信号の受け渡し。 第1層 - 物理層 物理的な接続。コネクタのピンの数、コネクタ形状の規定など。銅線-光ファイバ間の電気信号の変換など。
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