レアル・マドリード監督
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「ジネディーヌ・ジダン」の記事における「レアル・マドリード監督」の解説
2016年1月に、解任されたラファエル・ベニテスの後任としてレアル・マドリードの監督に就任。初陣となった9日のデポルティーボ・ラ・コルーニャ戦ではギャレス・ベイルのハットトリックを含む5-0で勝利した。レアルの監督となって初となるUEFAチャンピオンズリーグの試合ではクリスティアーノ・ロナウドやヘセ・ロドリゲスのゴールでASローマに2-0で勝利した。4月2日にカンプ・ノウで行われたエル・クラシコでは2-1で勝利した。5月28日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ 2015-16 決勝では、アトレティコ・マドリードをPK戦の末に下し、優勝を達成した。この優勝で、史上7人目となる選手・監督の両方でUEFAチャンピオンズリーグ(旧チャンピオンズカップも含む)優勝を達成した人物となった。 2016年11月2日のUEFAチャンピオンズリーグ、レギア・ワルシャワ戦で監督として100試合を達成した。クラウディオ・ラニエリ(レスター・シティFC)、フェルナンド・サントス(ポルトガル代表)とともにFIFAより年間最優秀監督の最終候補に選出された。リーガ15節のデポルティーボ・ラ・コルーニャ戦での勝利により連続無敗記録を35試合とし、クラブ記録を樹立した。その後も無敗記録を40試合に伸ばしてFCバルセロナが保持していたスペイン記録を更新した。2016-2017シーズンは、過密日程も考慮してローテーションを敷いて選手の体調管理に気を配り、欠場を嫌うことで有名なエースのFWロナウドですら例外なく休養を与えた。その結果、大事なシーズン終盤戦でもチームは息切れすることなく、リーグ戦を逃げ切り、2011-12シーズン以来、5年ぶりのプリメーラ・ディビシオン優勝に導いた。その勢いのまま史上初の二連覇を目指すUEFAチャンピオンズリーグでも勝ち進み、決勝戦の相手は奇しくもジダンの古巣ユヴェントスFCであったが、4-1で勝利し、UEFAチャンピオンズリーグ改称後初の二連覇という快挙を成し遂げた。またレアル・マドリードは1957-58シーズン以来、59年ぶりの二冠達成であった。同年、オンズドール年間最優秀監督賞、FIFA最優秀監督賞を受賞した。 2017-18シーズンは国内ではスーペルコパ・デ・エスパーニャを制したが、コパ・デル・レイでは準々決勝で敗退し、リーグ戦では3位であった。しかし、UEFAチャンピオンズリーグでは3年連続で決勝に勝ち進みリヴァプールFCを下して優勝した。これにより、チームが持つ大会最多優勝回数を更新し、大会初の3連覇を成し遂げた。2017-18シーズンをもって監督を退任した。 2018-19シーズンは、成績不振により解任されたサンティアゴ・ソラーリの後任としてフロレンティーノ・ペレス会長から復帰の電話を2度に分けて貰い、2度目にしてOKサインを出したことによりレアル・マドリード監督への復帰が決まった。翌2019-20シーズンはフェデリコ・バルベルデの台頭などもあり好調を維持、アトレティコ・マドリードとの試合を制し監督として10個目のタイトルであるスーペルコパを獲得した。公式戦187試合での10タイトル目というハイペースであり、監督としてレアル・マドリード最多獲得タイトルの記録を持つミゲル・ムニョスが10個のタイトルを獲得するのに8年の期間を要したのに対し、ジダンは3年10ヶ月での達成となった。FCバルセロナを勝ち点差2で追う展開でCOVID-19によりリーガが中断するも、再開後には10連勝を記録するなど好調を見せて逆転優勝を果たし、リーガ最優秀監督に贈られるミゲル・ムニョス賞を初受賞した。しかし、2020-21シーズンは無冠に終わり、同シーズン終了後の2021年5月27日に辞任したことが発表された。
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