ライン・ルール急行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 14:42 UTC 版)
RRX列車の編成表号車1 2 3 4 形式・車両番号94 80 0462 0xx-y 94 80 0462 2xx-y 94 80 0462 3xx-y 94 80 0462 1xx-y 車種制御電動車 付随車 付随車 制御電動車 長さ26226 mm 25200 mm 26226 mm 軸配置Bo'Bo' 2'2' 2'2' Bo'Bo' 駆動機の数4 0 0 4 扉の床面高さ800 mm 610 mm 610 mm 800 mm 2018年12月以来4両編成のデジロHCがライン=ルール急行路線(Rhein-Ruhr-Express, RRX)に投入されている。そのために82本の車両が2015年3月シーメンスに注文され、列車の運用会社にリースされた。この注文の総額は32年間の列車の補修管理費用も含めて170億ユーロであった。車両欠陥のため、最終使用承認が期日通りにできなかったので、シーメンスと関係鉄道会社は二本の追加車両の無償供給について合議に逹した。総84本の最初の4両編成電車が2017年7月12日に導入された。指定された形式称号(Baureihenbezeichnung)は462形で、電車の試運転はヴィルデンラート試験線で開始された。2017年12月からDBネッツ(DB-Netz)の施設でも試運転が行われている。 列車の内部には無線インターネット、ソケット、読書灯、折りたたみ式テーブル、情報・娯楽融合システム(Infotainmentsystem)が備えられている。制御動力車には一等席及び二等の多目的空間がある。二番目の先頭車には障害者用トイレ付きの多目的空間が配置されている。 シーメンスはドルトムント・エヴィングに車両整備施設を建設した。2018年12月9日以来15本の電車が快速列車11系統の路線に導入され、カッセル・ヴィルヘルムスホェーエ - デュッセルドルフ区間に走行する。運用会社はアベリオ鉄道NRW支社である。2019年6月以来ナショナル・エクスプレス社は12本の列車を追加してRE5としてウェーゼル - コブレンツ区間で運行している。2019年12月に定期時刻表変更によりナショナル・エクスプレスはケルン/ボン空港 - ミンデン区間でRE6の路線の運用を開始した。2020年にデジロHCはRE1系統とRE4系統路線にも投入された。 注文された84本の電車に加えて、シーメンス・モビリティは別の車両である462形の83号車両を補修管理している。この車両はRRXの注文車両ではないが、車両試験、実演運転および教育用運転に使用される。83号車両は細部項目を除いて84本のRRX車両の規格に従っても通常のRRX運用で予備車として使用されることもあり、必要ならばアベリオ鉄道NRW支社あるいはナショナル・エクスプレスによって走行される。この車両の外側には「この車両はシーメンスの財産であり」というレッテルがNVR、VRR、NWL、SPNV Nord、NVVのロゴの代わりに内側に貼られている。
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