ユーザー辞書を蓄積・共有する意義とは? わかりやすく解説

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ユーザー辞書を蓄積・共有する意義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/02/26 08:54 UTC 版)

UTX」の記事における「ユーザー辞書を蓄積・共有する意義」の解説

一般にルールベース機械翻訳方式に基づく翻訳ソフト精度限界見られるのは、適切な語彙学習されていないことが原因である。しかし、対象文書に対して適切なユーザー辞書ピンポイント作成することにより、大量費用労力要する翻訳アルゴリズム自体改善よりも効率的に改善できる。だが、実際にユーザー辞書作成には技能ツール労力要する。そのため、小規模翻訳では、「ユーザー辞書作成にかかる労力」が、「翻訳ソフト節約できる労力」を上回ることになる。UTXは、ユーザー辞書蓄積共有するための仕様インフラ提供することで、「ユーザー辞書作成にかかる労力」を減らすことができる。 また現状では、異な翻訳ソフト メーカー辞書には互換性がないが、UTX経由することで相互にユーザー辞書利用できるうになる。 さらに、現状ではさまざまな分野用語集訳語集(二言語用語集、多言語用語集)が存在しているが、形式バラバラで、品詞情報欠落していたり、原形になっていなかったりして、人間が読むのはともかくとしても、自然言語処理には使えないことが多い。UTXは、自然言語処理的な観点からは機械的扱いやすい形式である一方人間簡単に読み編集できる用語集のためのシンプルなデータ形式としても使える翻訳ソフト辞書には、「用語管理」という観点がない。たとえば、どの訳語優先し禁止し、あるいは暫定的に使うのか明確に区別できないことがある。UTXではこのような用語管理ができ、また各用語に定義や訳し分け注意点などのコメント付けることもできるUTXは、タブ区切り形式テキストで、原語訳語品詞など必要最低限情報限定する実用性ユーザーによる辞書作りやすさ、流通しやすさ重点を置く必要に応じて追加要素定義し拡張可能とする。2011年現在バージョンは1.11。当初は、XML形式UTX対比して、UTX-Simpleと呼ばれていたが、2011年から、単にUTX呼称されている。

※この「ユーザー辞書を蓄積・共有する意義」の解説は、「UTX」の解説の一部です。
「ユーザー辞書を蓄積・共有する意義」を含む「UTX」の記事については、「UTX」の概要を参照ください。

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