ユダヤ教の神とは? わかりやすく解説

ユダヤ教の神

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 04:11 UTC 版)

「神」記事における「ユダヤ教の神」の解説

アドナイヤハウェ)」も参照トーラー」の第1巻ベレシートキリスト教翻訳では創世記)」第1章では、天地創造6日目までに登場する神の名は男性名詞複数形エロヒーム(אלהים)のみである。また、第2章記され天地創造7日目エロヒームのみである。 しかし、第2章における天地創造詳述では、アドナイ(主)と読み替え音読される「יהוה」と、エロヒーム併記され、かれらは、草木イーシュ(男)であるアダム(人)創造して良し悪し知識の木から取って食べてならない命じその後アダム(人)からイシャー(女)を創造したことが記されている。 また、第三章では、イシャー(女)が促されて禁断の実食べアダム(人)にも与えたので彼も食べたために、アドナイ(主)と読み替え音読される「יהוה」とエロヒームは、がイシャー(女)の子孫のかかとを砕きイシャー(女)の子孫から頭を砕かれるように呪い、イシャー(女)には、苦悩分娩増やし増やし苦痛の中で男児たちを産みイーシュ(男)に支配されると言い渡しアダム(人)にも、顔に汗して食べ物得よう苦しと言い渡し、土を呪ったことが記されている。そして、アドナイ(主)と読み替え音読される「יהוה」とエロヒームは、彼らの一人ようになったアダム(人)が命の木からも取って食べ永遠に生きないよう、アダム(人)エデンの園から追い出しまた、命の木に至る道を守るために、エデンの園の東に回されている燃える剣とケルビム置いたことが記されている。 「申命記詩篇箴言知恵の書」などにおいて神を信じ人々あるべき生き方示されサムエル記列王記マカバイ記エステル記などにおいて神を信じた人々生き方示される。 なお、アドナイ(主)と読み替え音読される「יהוה」をそのまま声に出して読まない訳は、「神の名」を唱えてはいけないと伝えられている。 ただし、アドナイ(主)と読み替え音読される「יהוה」は、次の通りイスラエル祭司族であり書紀族でもあるレビ族の嗣業を指す。 口語訳聖書申命記10章9節‐そのためレビ兄弟たち一緒に分け前がなく、嗣業もない。あなたの神、主が彼に言われたとおり、主みずからが彼の嗣業であった新共同訳聖書申命記10章9節‐それゆえレビ人には、兄弟たちと同じ嗣業の割り当てがない。あなたの神、主が言われたとおり、主御自身がその嗣業である。 欽定訳聖書申命記10章9節‐Wherefore Levi hath no part nor inheritance with his brethren; the LORD is his inheritance, according as the LORD thy God promised him. 日本の高等学校公民科教科書や一般の出版物では、ユダヤ教の神を、ヘブライ文字で「ヨッド・ヘー(無声声門摩擦音)・ヴァヴ(軟口蓋接近音)・ヘー無声声門摩擦音)」という子音綴られた「יהוה」(エ・ハヴァー)のみとし、その発音Yah·wehカタカナ読みとして「ヤハウェ」と明記している。しかし、ヘブライ語としての実際発音は、子音で「ヘット無声軟口蓋摩擦音)・ヴァヴ(軟口蓋接近音)・ヘー無声声門摩擦音)」と綴るアダムの妻の名「חוה」(ハヴァー)に非常に近い。カタカナでその発音表記するのは非常に難しく、「ה」と「ו」と「ח」は、日本語表記すると「ハ」のヴァリエーションにも聞こえる。なお、このアダムの妻の名は、キリスト教口語訳聖書新共同訳聖書エバ表記されているが、日本ではイヴ表記されることも多い。

※この「ユダヤ教の神」の解説は、「神」の解説の一部です。
「ユダヤ教の神」を含む「神」の記事については、「神」の概要を参照ください。

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