雪王【ユキオウ】(観賞樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9194号 |
登録年月日 | 2001年 7月 27日 | |
農林水産植物の種類 | しゃくなげ | |
登録品種の名称及びその読み | 雪王 よみ:ユキオウ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 徳光幸雄 | |
品種登録者の住所 | 北海道札幌市北区太平七条5丁目6-5 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 徳光幸雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、キバナシャクナゲにアズマシャクナゲを交配して育成されたものであり、花はピンク白色の中輪で、鉢物及び庭園向きの品種である。樹姿枝張りは半球状、樹高は低木性、2年枝の太さは細、色は淡緑、主枝及び小枝の粗密は粗、春葉全体の形は広楕円形、葉身長は短、最大幅はやや狭、葉柄長は中、新葉表面の色は淡緑、春葉表面の色は緑、斑入りは無、表面の光沢は中、葉の表面及び裏面の毛じは無、葉の着生方向は斜め上向きである。花房の形は円錐状、花の向き姿勢は横向き、つぼみの形は楕円、花形基準は開いた漏斗鐘形、花のタイプはシングル、花冠の切れ込みは中、花冠上半及び下半の形は卵形、裂片の先端の形は広く円い、重なり合いは浅く重なる、縁の波形状は弱、花の直径、切開いた最大幅及び縦幅は中、花色の発現は一色型、絞り模様は無又は極微、底白の現れ方、白覆輪及び濃淡模様は無、花色の変化は有、内側の主色はピンク白(JHS カラーチャート9701)、副色は黄白(同2701)、花喉部のブロッチは認識できる、形は斑点、色は浅緑黄(同2904)である。雄ずい及び雌ずいの型は花弁化しない、花柱の色は白、柱頭の色は黄、がくの有無は無である。葉の持続性は常緑、開花期の早晩はかなり早、四季咲性は無である。アズマシャクナゲと比較して、春葉の全体の形が広楕円形であること、新葉裏面の毛じが無いこと、花の内側の主色がピンク白であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和51年に育成者のほ場(北海道河東郡上士幌町)において、キバナシャクナゲにアズマシャクナゲを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「雪男」であった。 |
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