モンフェルメイユ編とは? わかりやすく解説

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モンフェルメイユ編

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 17:43 UTC 版)

レ・ミゼラブル 少女コゼット」の記事における「モンフェルメイユ編」の解説

1819年1 - 2話) 夫が死んだために仕事探してパリ出た女性ファンティーヌは、3歳の娘・コゼットと共にパリ郊外モンフェルメイユに来る。子連れであるがゆえにどこにも雇ってもらえないが、宿屋ワーテルロー亭」を営んでいるテナルディエ夫人(おかみ)とその娘エポニーヌアゼルマが遊ぶ姿を見つける。その風景ファンティーヌ安心し、夫のテナルディエにも丸め込まれたこともあり、親切を装った夫妻に金を払ってコゼット預けモントルイユ・シュル・メール出稼ぎに行く。 テナルディエ夫妻コゼットに「ワーテルロー亭」の労働をさせながら、ファンティーヌコゼット養育費請求する両親影響を受けエポニーヌアゼルマコゼットをいじめるようになる。それでもコゼットは母が迎えに来ると信じテナルディエ夫妻息子ガヴローシュ愛犬シュシュとともに辛い日々乗り越えていく。 一方ファンティーヌモントメイユ・シュル・メール市長マドレーヌ正体は元徒刑囚ジャン・ヴァルジャン)と出逢い彼の経営する工場女工として働き始める。 1822年 - 1823年2 - 15話) ファンティーヌ子持ちであることが知られ、「マドレーヌ指示」として工場不当に解雇される。何とか新し仕事を見つけるも要求額がエスカレートするコゼット養育費支払いきれず、自身の髪まで売り路上生活者となってしまう。その後貧困の中で命を削って働き続けるが、心身ともに病んで人間不信に陥り、自分解雇したマドレーヌを恨むようになる。ある夜に男たちトラブルになり、モントメイユ・シュル・メール警察署長・ジャヴェールに逮捕され投獄されそうになったところをマドレーヌらに救われるマドレーヌファンティーヌ深く謝罪しモンフェルメイユからコゼット連れ戻し親子生活する為の資金も家も全て自分負担することを約束するが、衰弱しきったファンティーヌ命を繋ぐものは「まもなく娘と再会できる」という希望だけとなっていた。 一方ジャヴェールは、マドレーヌ正体が「逃走中犯罪者ジャン・ヴァルジャンであると確信しパリ市警に告発していた。しかし「本物の」ジャン逮捕されという事態を受け、過ち無礼犯した自らを処分するようマドレーヌ申し出るマドレーヌ慰留するが、自分と誤認された他の人間が“ジャン・ヴァルジャンとして”投獄されそうになっている事態戸惑う。そして葛藤の末、冤罪被せられ老人を救うため、自らがジャン・ヴァルジャンであることを公の場証明する。これによりマドレーヌことジャン・ヴァルジャンはジャヴェールに連行されてしまう。コゼット迎えに行く者はもういないと告げられファンティーヌ絶望し、娘に会うことは叶わずに他界する。 後にジャン脱獄しコゼット迎えに行くためにモンフェルメイユに向かう。一方コゼットファンティーヌからの送金連絡途絶え理解者たちも様々な事情からいなくなり独りになってしまっていた。クリスマス・イヴの夜、ジャンモンフェルメイユ村はずれコゼットを見つけ、事前に聞いていたものとは全く異なる彼女の様子疑問を抱く借金1500フラン達していたテナルディエは「ワーテルロー亭」に泊ったジャン大金持ち確信し彼に大金を出させよう談判するが、真実悟ったジャンファンティーヌからの委任状テナルディエ渡し、“母の代理人”としてコゼット無償奪還を出る。これ以降テナルディエジャン逆恨みするようになるコゼットに母ファンティーヌの死を伝えたジャンは、今後自分コゼット護ることを誓う。

※この「モンフェルメイユ編」の解説は、「レ・ミゼラブル 少女コゼット」の解説の一部です。
「モンフェルメイユ編」を含む「レ・ミゼラブル 少女コゼット」の記事については、「レ・ミゼラブル 少女コゼット」の概要を参照ください。

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