モロコシ麦角病菌とは?

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Claviceps sorghicola(モロコシ麦角病菌)

Claviceps sorghicola Tsukiboshi, Shimanuki & Uematsu
 分類子のう菌門綱,ボタンタケ目バッカクキン科

 日本関東以南)にのみ分布モロコシソルガム)属植物寄生し,麦角病引き起こす小穂形成された麦角菌核)が地面落ち越冬し,翌春これが発芽して子のう胞子飛散し,発病した花序形成する蜜滴内の分生子風雨飛散して蔓延する。

性状機能):植物病原菌    病徴JPEG(44kb)

形態
 有性世代紫色麦角菌核)から褐色の柄,濃褐色小頭をもち,高さ4-18mmの子座(キノコ)を生じる。小頭表面には洋梨の子のう殻を埋没して形成し,内部には円筒形の子のう及び無色糸状大きさ92-205×0.5-1μの子のう胞子を形成する。
 無性世代菌核表面および花序蜜滴内に,無色楕円形大きさ5-11×2.5-3.8μの分生子多数形成する。二次分生子形成しない。
菌核上の子座 子座内の子のう殻と子のう(子座断面 分生子

農環研所蔵標本

標本番号 宿主和名 宿主学名 症状 採集 採集年月日 採集
NIAES20510
(Holotype)
Claviceps sorghicola ソルガム Sorghum bicolor 麦角病 栃木県那須郡西那須野町 1988.12.1 月星隆雄
135-1-23
(Paratype)
三重県四日市市 1990.11.1 大桃定洋
135-1-24
熊本県菊池郡西合志町 1992.10 月星隆雄
135-1-43
兵庫県美方郡温泉町 2003.10.28 月星隆雄

Claviceps africana(モロコシ麦角病菌)

Claviceps africana Frederickson, Mantle & De Milliano
 分類子のう菌門綱,ボタンタケ目バッカクキン科

 世界代表的モロコシソルガム麦角病日本には1980年代侵入し,現在は関東以南分布発病した花序形成する蜜滴内および表面分生子風雨飛散して蔓延する。小穂には麦角菌核)を形成するが,子座を形成させるのは困難。

性状機能):植物病原菌    病徴JPEG(29kb)

形態
 有性世代赤褐色麦角菌核)から紫色の柄,濃紫色の小頭をもち,高さ8-15mmの子座(キノコ)を生じる。小頭表面には洋梨の子のう殻を埋没して形成し,内部には円筒形の子のう及び無色糸状大きさ-45×0.8-1.2μの子のう胞子を形成する。
 無性世代菌核表面および花序蜜滴内に,無色,俵形,大きさ9-17×5-8μの大型分生子および直径2-3μの小型分生子多数形成する。蜜滴表面には大型分生子基部がやや狭まった二次分生子形成する。
大型分生子
小型分生子
蜜滴表面
二次分生子

農環研所蔵標本

標本番号 宿主和名 宿主学名 症状 採集 採集年月日 採集
135-1-25 Claviceps africana ソルガム Sorghum bicolor 麦角病 宮崎県都城市 1988.11 島貫忠幸
135-1-26 鹿児島県串間市



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