メディアミックス展開と作者の確執
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 17:23 UTC 版)
「速攻生徒会」の記事における「メディアミックス展開と作者の確執」の解説
原作者の意に沿わないメディアミックス展開があった模様で、原作者本人が作品中などで批判的なコメントを多く残している。なお新声社では、ゲームに関してはゲームキャラクターグッズ専門店「マルゲ屋」販売分に特典として頑駄無丸キーホルダーを付けたり、アーケードゲーム雑誌である『ゲーメスト』でコンシューマにしては力の入ったプッシュをするなどのフォローも入れている。 メディアミックス全般 「(スケジュールが)重なりまくってるしな。」(旧版2巻138ページ)背景画から読み取れる範囲では、原作者は少なくとも小説プロットのチェック、ドラマCD原案、ドラマCD監修などを手掛けている。なお1996年3月に小説とドラマCD 1が発売されており、そのジャケットやイラストも全て原作者本人が描いている。2巻の単行本化作業と雑誌連載も合わせて大量の仕事が同時進行となっていた様子。 格闘ゲーム(セガサターン) 「ゲーメストを本屋で立ち読みして初めてゲーム化の情報を知った」(同人誌・BATTISM LAST GENTURY 2000 1230より) ゲーム画面を見た時点の感想で、「……。自殺の原因としては充分あるなァ。」(同人誌・戦闘主義(バトリズム)19971229より) 同資料のコメント。「マンガと違って一人でこなすモノでなく、大勢で作りあげるモノだからか、ボクだけがイイと思っていることは、いつのまにやらナシになっちゃう。どこいっちゃったのかな?」 これに対し速攻生徒会ガイドブックでの石井ぜんじの発言には「ボツ技だけでもう1つ別のゲームが作れる」「ボツ技が多すぎて書ききれない」などのコメントが見られる。 なお、ゲージを消費する「鉄腕必殺技(超必殺技)」のコマンドが原作漫画とは違っており、ゲーム版では通常の必殺技コマンド+ボタン同時押しという形式に変更されている。 小説(ゲーメストZ文庫) 「関係者全員は1回ハラを切ったほうがいい。特にオレは3回は切るべきだ。」(新装版3巻4ページ) 「オレはエンリョしすぎた。しすぎで新キャラを11人も描かされた。」(新装版3巻148ページ)また作者のクレームは確認されていないが、漫画原作がCAPCOM製ゲームのパロディであるのに対し、小説はSNK製ゲームのパロディになっている(小説の電光委員会から原作の真田十勇姿に改名されたとき、コマンドがCAPCOM仕様風に手直しされている)。 ドラマCD 1 「(石田は)ホントはもっとクールガイなハズなんだけど…完治してないのかな? 今回は二枚目半気味です…。」(ジャケット用イラスト、新装版3巻146ページに再録)これに関しては石田役の松本保典も次のようにコメントしている。 「CDの時は原作読む前にやってしまって、アフレコの後に原作を読んだら「もっと二枚目な人じゃないか」とビックリしました。ですから、今回のゲームの方は多少、軌道を修正してカッコ良くなるように意識してやりました。」(速攻生徒会ガイドブック) ドラマCD 2 「脚本はあみやまさはる・・・だったけどほぼ全部俺がやった。」(同人誌・BATTLISM 19961228)
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