ミナト班時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 10:09 UTC 版)
第三次忍界大戦期で上忍に昇進し、ミナト班が結成されたばかりの時代で、「木ノ葉の黄色い閃光」と呼ばれる上官(後の四代目火影・波風ミナト)の下、チームメイトのうちはオビト、のはらリンと共に神無毘橋破壊任務につき、岩隠れの忍と交戦する。しかし、性格が逆のオビトとギクシャクした関係にあり(ナルトとサスケのような関係)、ミナトやリンから絶えず心配されていた。 そんな中、任務の効率を考え上忍になったカカシ自身を隊長としたリン、オビト班とミナト一人という二つの班に分かれたが、リンが敵のアジトに捕虜として拉致され、幻術をかけられてしまう。そのため、上官のミナトが単独行動で側にいないためにカカシは任務続行の判断をしようとするも、オビトがリンを助けようしたため対立し、やがてオビトの仲間意識に圧されて意気投合して救出に向かうこととなる。 敵のアジトを前にしてオビトを庇って左目に重傷を負うも、戦闘中にオビトが写輪眼を開眼し、敵の姿を消す忍術「迷彩隠れの術」を写輪眼で見破り、リンの救出に成功した。しかし、敵が「土遁・岩宿崩し」でアジトを崩壊させた際に、死角となっていた左目付近に岩の破片が落下して転倒してしまい、それを助けようとするオビトが大岩の下敷きとなり致命傷を負ってしまう。 敵が迫り来る中、オビトは最後の力を振り絞り、「自分だけ上忍昇格祝いを贈っていないから」と、自らの写輪眼を差し出す旨を伝えられる。オビトは敵の忍術で瓦礫の下に埋もれ死亡するが、リンの医療忍術によってオビトの写輪眼を左目に移植され、自分を好いてくれていることが分かっていたリンに告白を受けながらも振り、リンに好意を抱いていたオビトの遺志を汲み、自分を犠牲にしてでもリンを守ろうとし、それでも圧倒的不利な状況にあったが、時空間忍術で駆けつけてきたミナトによって、敵勢力は全て倒され、生還した。しかし、その後にうちはマダラの策略によって、リンは霧隠れの実験体にされてしまい、止む無く彼女を手に掛け、自らは戦場で気絶してしまう(後にその現場は復活したオビトに目撃されてしまい、彼が「月の眼計画」に同意する結果を生み出してしまう)。このときに左眼は「万華鏡写輪眼」を開眼した。 アニメ疾風伝ではこれがトラウマになり、任務に集中できなかったが、火影に就任したばかりのミナトの手で暗部に任命されたと描写されている。敵を容赦なく追いつめ トドメを刺す姿からいつしか冷血カカシと呼ばれ始める。ミナトの死後、ダンゾウから「根」への勧誘を受ける。以来、うちはのクーデターなどに巻き込まれていくことになる。 原作では、第一部から第二部へ移行するにあたってワンクッション置くことを目的としたストーリーとして、3週に渡って掲載された。正式名称は「カカシ外伝~戦場のボーイズライフ」。更に2014年には、暗部篇と題して、暗部時代のカカシとその時代背景を追ったテレビオリジナルストーリーが放送された。
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