ボブブレットとの出会い〜プロ転向へとは? わかりやすく解説

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ボブ・ブレットとの出会い〜プロ転向へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 15:09 UTC 版)

松岡修造」の記事における「ボブ・ブレットとの出会い〜プロ転向へ」の解説

遠征終えた松岡東京戻り休学中の間毎日のように桜田倶楽部通い詰め昔の仲間練習続けていた。しかしこの時点においても松岡一度たりともプロになるとは思っておらず、テレビで毎年グランドスラム大会見てジミー・コナーズビョルン・ボルグジョン・マッケンローらの活躍を目にしても、ごく普通のテニスファンのように「すごいなぁ」と思うだけで、プロになるんだという強い決意野望一切抱いていなかった。これは当時、彼らのようにプロとして華々しく活躍する日本人選手が居なかったことも理由一つであったが、何よりも松岡自身自分には到底プロ世界で活躍する才能など無いと思っていた事に他ならなかった。 ある日飯田から「世界的コーチのボブ・ブレット(英語版)が来日するらしいので、自分が何とか段取りをつけるから、練習見てもらわないか?」と声をかけられた。松岡詳しく話を聞くと、上述ヨーロッパ遠征時に出場した全仏オープンジュニアでプレーしていた所をブレットが偶然通りかかり、その場居た日本人カメラマン田沼武男に「この子、なかなか面白いかもしれない」と話し、それを聞いた田沼旧知間柄であった飯田伝えた所、飯田それならば所用やってくるブレット頼んでみようと考えたという事であった。その希望叶いブレット練習を見に訪れ30程度打ち合い行った。だが、ブレット練習が終わると握手求めついでに明日アメリカ帰るサヨナラ」と一言述べただけで帰ってしまう。自身テニス対す感想アドバイス期待していた松岡拍子抜けした柳川休学し東京戻ったものの、時期見て柳川戻り大学への推薦入学目指すだけで終わってしまう自分への不安が、練習見てもらえることによって一気解消していくような気がしただけであった翌日、そんな松岡の下に田沼から電話があった。「修造ボブからの伝言だ。明日にでもアメリカ来い日本居た強くなれないよだって・・・」「やっぱり君の力を認めてくれたんだよ。よかったな・・・」。ブレットは彼を空港まで送った田沼に、松岡宛てメッセージ残してくれていたのである。これを聞いた松岡は「ほんとですか・・・」と言って絶句したまま、何も言えなかった。「ブレットがそう言ってくれるのなら、本当に明日にでもアメリカへ行こう」。このたった一言の「明日アメリカ来い」というブレット言葉が、松岡人生大きく変え世界へと向かわせたのであるアメリカ行き決意した松岡は早速この事を両親伝える。当初反対すると思っていた父は意外にも「好きなようにやれ!」と最早見放すかのように松岡決断をあっさりと認めたが、今度はその話を聞いた母が「まだ高校出ていないのだから、アメリカに行くならせめて大学出てからにして欲しい」と強く反対した。これに対し松岡は、まず渡米先の現地ハイスクール通って卒業しアメリカ大学進学するという条件泣きながら必死説得行った子供の頃から言い出した絶対に聞かない松岡性格をよく知っていた母はこの説得決意固さ知りようやく納得し同年10月ジャパン・オープン・テニス選手権シングルス予選勝ち上がりツアー本戦初出場果たした後に松岡単身アメリカへ渡った

※この「ボブ・ブレットとの出会い〜プロ転向へ」の解説は、「松岡修造」の解説の一部です。
「ボブ・ブレットとの出会い〜プロ転向へ」を含む「松岡修造」の記事については、「松岡修造」の概要を参照ください。

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