プロイェクト667BDR型とは? わかりやすく解説

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プロイェクト667BDR型(デルタIII型)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 02:34 UTC 版)

デルタ型原子力潜水艦」の記事における「プロイェクト667BDR型(デルタIII型)」の解説

プロイェクト667BDR(デルタIII)型は1976年から1981年にかけて就役した。-667BDR型はそれまで667型とは異なり搭載しているミサイルMIRV式のR-29R/RSM-50(SS-N-18)となっており、それまで比べて攻撃力大きくなっている。全部14隻が建造され北方艦隊に5隻、太平洋艦隊に9隻が配備された。 1993年春に発表された「艦艇整備10ヵ年計画」では、戦略原潜はプロイェクト941型(проект 941NATOコードネームタイフーン”級)と667BDRM型のみを残し、本型も含めた他のクラス全て退役させる方針であったが、結局維持コスト嵩む941型を早期退役させ、1990年代前半までに順次オーバーホール済ませていた本型は残されるになった。なお北方艦隊所属のK-129は1990年代潜水艇母艦改造され、BS-136となったデルタIIIストレッチ型)。 財政難などの理由により順次除籍され2011年には北方艦隊特務原潜BS-136、太平洋艦隊には3隻が在籍していた。太平洋艦隊所属艦は、行動不能状態にあると報じられていたが、時々、宗谷海峡浮上航行する姿が海上自衛隊によって目撃されていた。2004年11月、同艦隊のK-223「ポドリスク」で、タンクへの過剰水圧のため飲料水タンク爆発するという事故が起き翌年修理のため沿海州に向かう姿が宗谷海峡目撃された。K-433「スヴャトイ・ゲオルギー・ポベドノーセツ」は、2004年以降毎年オホーツク海弾道ミサイル試射行っており、2006年9月10日にも、千島列島シムシル島沖でR-29Rミサイル発射している。 本型は人工衛星打ち上げR-29R用いて行っており、このロケットヴォルナ呼ばれたロシア海軍総司令官クロエドフ上級大将は「就役中の667BDR型(デルタIII型)の寿命無期限延長する」と在任中に発言したが、これは、本型を艦齢ぎりぎりまで目一杯使用するという意味と見られる。現在運用中の艦も2010年代には寿命迎え随時退役していく事になろう。

※この「プロイェクト667BDR型(デルタIII型)」の解説は、「デルタ型原子力潜水艦」の解説の一部です。
「プロイェクト667BDR型(デルタIII型)」を含む「デルタ型原子力潜水艦」の記事については、「デルタ型原子力潜水艦」の概要を参照ください。

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