プロイェクト667BDRM型とは? わかりやすく解説

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プロイェクト667BDRM型(デルタIV型)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 02:34 UTC 版)

デルタ型原子力潜水艦」の記事における「プロイェクト667BDRM型(デルタIV型)」の解説

プロイェクト667BDRM(デルタIV)型は1985年から1990年にかけて就役した。667BDR型よりもかなり大型化されているが、その分は、静粛性の向上に充てられた。搭載しているミサイル当初R-29RM/RSM-54(SS-N-23)であり、2007年以降改良型R-29RMUシネワ(Синева)が順次搭載されている。当初12建造される予定であったが、ソビエト連邦崩壊により、竣工したのは7番艦までに留まり続いて建造中だった8、9番艦の工事中止された。竣工した7隻は、全艦運用中である。 1990年代には財政難により定期修理中断し一部の艦は戦略任務就けない状態が続いたが、2000年以降順次改装工事が行われるようになり、これによって艦齢35年延長されている。 ただしK-64ウラジーミル戦略任務から外され、BS-411の後継特務原潜BS-64に改装されたため、今後戦略任務に就くのは6隻となる。BS-64の改修1999年から2016年まで長期わたった。 本型は、その弾道ミサイル使って人工衛星打ち上げており、ロケットとしての名称はシュチーリである。1998年7月には、本型の「ノヴォモスコフスク」がドイツ科学衛星打ち上げた。「エカテリンブルク」は、2006年5月26日弾道ミサイル使い人衛星コンパス-2」の打ち上げ成功している。2007年3月5日ロシア海軍総司令官ウラジーミル・マソリンは、5月原子力潜水艦使って南アフリカの人工衛星「サンバンディラ」を打ち上げる予定であると語った。しかし、この打ち上げ実施されなかった。 2004年2月17日から18日にかけて、プーチン大統領視察の元、本型の「ノヴォモスコフスク」と「カレリア」が弾道ミサイル発射演習行ったが、2回とも失敗終わった。ただしこれは、予算不足耐用年数切れたミサイル使用したためと見られるその後、本型の「エカテリンブルク」が2004年6月29日9月8日行ったミサイル発射成功し汚名返上した2006年6月30日には「ツーラ」が弾道ミサイル発射テスト成功2006年9月9日にも、本型の1隻が北極海の氷下からミサイルの発射行っている。

※この「プロイェクト667BDRM型(デルタIV型)」の解説は、「デルタ型原子力潜水艦」の解説の一部です。
「プロイェクト667BDRM型(デルタIV型)」を含む「デルタ型原子力潜水艦」の記事については、「デルタ型原子力潜水艦」の概要を参照ください。

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