プレートテクトニクス的観点
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「日本海東縁変動帯」の記事における「プレートテクトニクス的観点」の解説
プレートテクトニクス的に捉えれば、ユーラシアプレート(アムールプレート)と北アメリカプレート(オホーツクプレート)が衝突している境界で、日本海側(ユーラシアプレート)が日本列島(北米プレート)の下に潜り込む運動をしている場所。現時点では潜り込みがまだ浅く「衝突」の域を出ていないが、数百万年後の未来には新たな海溝を生じて、海底地形としてはっきり表れると考えられている。 この部分をプレート境界とする根拠は、新潟県沖から北海道西方沖までマグニチュード7規模の地震が線上に発生していたことによるもので、特に秋田県沖を震源とする1983年の日本海中部地震をきっかけとして「日本海東縁新生プレート境界説」が発表されたことで注目された。しかし、プレート境界の様式は不明で「衝突境界」とする説と「トランスフォーム境界」とする説がある。1995年のサハリン北部のネフチェゴルスク付近の地震 (M 7.6) 以降は、サハリン - 日本海東縁変動帯とも呼ぶことがある。
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プレートテクトニクス的観点
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「信濃小谷地震」の記事における「プレートテクトニクス的観点」の解説
本地震は糸魚川静岡構造線沿いで発生しており、歪集中帯と呼ばれる日本列島の中でも特に歪み応力が集中しているとされる地域内であり、過去にも多くの地震が発生している。 震源断層と推定される神城断層はアムールプレート東縁変動帯の一部にあり、南海トラフの巨大地震はアムールプレートの東進による応力が原動力の一部となり、南海トラフ巨大地震の前後に糸静線断層帯の活動もあり得、南海トラフ巨大地震によってアムールプレート-フィリピン海プレート境界が自由となり直接西南日本内帯衝突域の東西圧縮応力が強まるとされる。また、2011年東北地方太平洋沖地震によって、太平洋プレート-東北日本のプレート境界が広範囲にわたって自由になり引っ張り応力が増大したにも拘らず、翌日の長野県北部地震(栄大地震)など、東北地方太平洋沖地震による活発化で福島県浜通り地震附近は例外として内陸から日本海側で起こった地震の多くが南東-北西主圧力で発生したことは、依然としてアムールプレート東進による東西圧縮応力場が保持されていることを示している。
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