ブローアウトとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 表現 > アウト > ブローアウトの意味・解説 

ブローアウト【blowout】

読み方:ぶろーあうと

[名](スル)

パンクすること。

暴噴」に同じ。


ブローアウト

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

ブローアウト


暴噴

読み方ぼうふん
【英】: blowout
同義語: ブローアウト  

坑井圧力より地層圧力の方が高くなり、地層流体坑井内に流入し坑口から噴き上げ地表において制御不可能な状態になることをいう。
暴噴の前段階として、地層流体坑井内に流入することをキックといい、キック早期検知と、それに続く適切な坑井抑圧作業により暴噴を防止することが重要である。キック制御できずに暴噴を起こす原因としては、次のものが挙げられる
(1) キック検知の遅れ。
(2) BOPコントロール機器の故障作動不良不十分な能力
(3) 不適当な抑圧作業
(4) 不適当なケーシング設置深度あるいはセメンチング作業
暴噴は、人身災害掘削機器の損傷周辺環境汚染などの重大な事故引き起こす掘削計画作成時および掘削作業中に暴噴防止のため次のような対策を行う必要がある
(1) 地層圧力、地層流体などできるだけ正確な地下情報の収集
(2) 最大予想地表圧以上の耐圧を持つ BOP およびコントロール装置使用
(3) 十分な量の泥水加重剤の準備
(4) キック検知機器設置
(5) 掘削クルーキック処置訓練実施
(6) 定期的な BOP 作動および圧力テスト実施
しかし、最も重要なことはキック早期検知であり、次のようなキック徴候いち早く検知し適切な処置をとる必要がある
(1) 泥水循環量の増加
(2) 泥水戻り量の増加
(3) 掘進率急激な増加
(4) ビット荷重減少
(5) ポンプ圧力減少または回転数増加
上の徴候総合的に判断しキックであることが明らかな場合は、キック・コントロール作業を行う。キック・コントロール作業一般的には次の手順よる。
(1) BOP閉め坑内密閉する
(2) 内圧外圧ピット・レベル増量読み取り地層流体流入抑えるのに必要な泥水比重求める。
(3) BOP閉めたままで、チョークにより新たな地層流体流入を防ぐように坑内圧力調整しつつ、必要な比重加重した泥水坑内循環する
(4) 地層流体流入止まったことを確認しBOP開ける。
キック・コントロール方法原則は、新たな地層流体流入を防ぐに足る一定の坑底圧を保つこととであり、調泥能力地層強度加重剤のストック量などにより、ドリラーズ法ウェイト・アンド・ウェイト法、コンカラント法などがある。

「ブローアウト」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



ブローアウトと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ブローアウト」の関連用語

ブローアウトのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ブローアウトのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
三栄書房三栄書房
Copyright c San-eishobo Publishing Co.,Ltd.All Rights Reserved.
JOGMECJOGMEC
Global Disclaimer(免責事項)
本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、 機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。 また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。 したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。 なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。
※Copyright (c) 2024 Japan Oil, Gas and Metals National Corporation. All Rights Reserved.
このホームページに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS