ふくしまかれん【フクシマカレン】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11032号 |
登録年月日 | 2003年 2月 20日 | |
農林水産植物の種類 | りんどう | |
登録品種の名称及びその読み | ふくしまかれん よみ:フクシマカレン |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福島県 | |
品種登録者の住所 | 福島県福島市杉妻町2番16号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 遠山芳弘、八代昇、佐久間光子、新田斉、大和田正幸、武田敏昭、鎌田光邦、安斎正典、沼宗三、松本馨、大沢守一、橋本進、菅家文左衛門、菊地幹之 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、ササリンドウのピンク系の選抜系統を母系、「那須の乙女」の選抜系統を父系とする交雑品種であり、花は内面上部が紫ピンク色、内面中部が淡紫ピンク色、外面が鮮紫ピンク色の切花向きの晩生種である。植物体の形状は直立性、草丈は120~159㎝である。茎の直径は5.0~7.9㎜、横断面の形状は円形、上部の色は淡緑、着色程度は中、下部の色は淡緑、着色程度は少である。1節側枝発生数は9~12、2節以上の側枝発生数は7~12、1節側枝発生位置は上部のみである。葉長は10.0~12.9㎝、葉幅は4.0~4.9㎝、葉身の形状は広披針形、葉表面の色は濃緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂~下位節に群生、開花の順序は全体一斉、頂部の着花数は13~16、茎当たりの総花数は70~89である。花冠の形状は鐘形、長さは4.0~4.9㎝、直径は1.6~1.9㎝、先端の直径は3.0~3.9㎝、転回は外反転、花冠内面上部の色は紫ピンク(JHS カラーチャート8903)、内面中部の色は淡紫ピンク(同8902)、外面の色は鮮紫ピンク(同8904)、内面上部の斑点は無、内面中部の斑点は多、外面の斑点は無、外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さ及び幅は10~11㎜、形状はⅣ型である。がく片の形状は狭披針形、そろいは斉、がく筒の形状は筒状である。開花期は晩で、育成地(福島県耶麻郡猪苗代町)では9月下旬である。「サマーハイジ」と比較して、開花の順序が全体一斉であること、花冠内面上部の色が紫ピンクであること、「肥後美人」と比較して、葉身の形状が広披針形であること、花冠内面中部の斑点が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、ササリンドウのピンク系の選抜系統を母系とし、「那須の乙女」の選抜系統を父系とする交雑品種であり、平成7年に出願者のほ場(福島県耶麻郡猪苗代町)において交配組合せ検定試験及び特性の調査を行い、9年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「りんどう福島交1号」であった。 |
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