フォーサーズ・システムとは? わかりやすく解説

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フォーサーズシステム

別名:フォーサーズ
【英】Four Thirds System, Four Thirds

フォーサーズシステムフォーサーズシステムとは、デジタル一眼レフカメラにおける撮像素子や、レンズ本体接合部分(レンズマウント)の設計について最適な設計機能連携実現するために策定された、共通規格の名称である。

デジタルカメラには、CMOSイメージセンサーなどのような撮像素子によって画像データ記録する仕組み採用されている。この時、従来銀塩カメラフィルムカメラ)と同じ一眼レフカメラ本体設計利用すると、レンズ通じた撮像素子への入射角度が充分でなく、光が満足に届かないために減光色にじみ発生する可能性があった。

フォーサーズシステムでは、撮像素子のサイズとして、従来より採用されてきた35mm判やAPS判のサイズ取りやめ、新たに「4/3型」(Four Thirds type)と呼ばれる独自の規格開発した。これによって、レンズ大きさ変えずに、撮像素子全体に対して垂直に近い入射角を得ることが可能となり、常に最適な画質維持できるようになった加えてカメラ本体交換レンズとが接すレンズマウント部分サイズ統一規格として定めたことで、協賛メーカーレンズメーカー機種関わらず互換性安定性確保実現した

ちなみにコンデジコンパクトデジタルカメラ)と呼ばれる種類デジタルカメラでは、レンズ交換が行えない構造をしているため、フォーサーズシステムが解消した困難はもともと発生しない

フォーサーズシステムは、オリンパスイーストマンコダックによって策定された。2008年9月現在、三洋電機富士写真フイルムパナソニック松下電器産業)、シグマライカカメラAGなどが規格への賛同表明している。

なお、2008年8月には、フォーサーズシステムの小型化軽量化実現する拡張規格として、マイクロフォーサーズシステム策定されている。



※画像提供 / オリンパスイメージング株式会社
参照リンク
Four Thirds
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フォー・サーズ・システム


フォーサーズシステム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/16 01:26 UTC 版)

フォーサーズシステム(Four Thirds System)は、デジタルカメラにおける共通規格のひとつである。日本のオリンパスと、アメリカコダックによって提唱された。




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