フェラーリ・375MMとは? わかりやすく解説

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フェラーリ・375MM

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/15 19:50 UTC 版)

フェラーリ・375MM
フェラーリ・375MM
概要
デザイン ピニンファリーナ
ボディ
ボディタイプ スパイダー, ベルリネッタ, クーペ
パワートレイン
エンジン

4.5L Tipo102 ランプレディV12

4.5L Tipo108 ランプレディV12
最高出力 340PS (250kW)/7,000rpm
変速機 4速MT
車両寸法
ホイールベース 2,600mm (102.4インチ)
車両重量 900kg (1,984ポンド) (乾燥重量)
系譜
先代 フェラーリ・340MM
後継 フェラーリ・375プラス
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フェラーリ・375MM(Ferrari 375MM)は1953年から1955年までフェラーリによって製造されたレーシングカーである。

概要

375MMという車名は、搭載しているエンジン1気筒の排気量にちなんで「375」、「MM」はミッレミリアレースの頭文字から取られている。375MMは340MMから改造された4台を含む、合計26台が製造された。

最初に製造されたプロトタイプはヴィニャーレスパイダー、次に生産された3台はピニンファリーナベルリネッタで、全て340MMから改造されたものである。375MMのほとんどの個体は、ピニンファリーナによってスパイダーのボディが施されることになる。

仕様

エンジン

375MMには2種類のエンジンが用意され、片方は個人の顧客用、もう片方はファクトリーチーム用に用意された。ファクトリーチームに提供されたエンジンは375 F1に採用されているエンジンと同じもので、「Tipo102」と呼ばれている。総排気量は4493.73ccと元のエンジンから変更されていない。個人の顧客に提供されたものは「Tipo108」と呼ばれ、ボアが大きくなりストロークが68mmに縮められている。そのため、総排気量が4522.68ccに変更されている。このエンジンは375アメリカに搭載される予定であった。どちらのエンジンも容量は4.5Lで変わらない。

シャーシとサスペンション

シャーシはTipo102と呼ばれ、先代にあたる340MMから派生したもので、ホイールベースが延長され2,600mm(102.4インチ)に変更されている。サスペンションも340MMから引き継がれたものであるが、前後にフーダイユ製油圧ショックアブソーバが追加で取り付けられている。

関連項目

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