ジョン・エルカーンとは? わかりやすく解説

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ジョン・エルカーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 17:08 UTC 版)

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ジョン・エルカーン
John Elkann
生誕 John Philip Jacob Elkann
(1976-04-01) 1976年4月1日(45歳)
アメリカ合衆国
ニューヨーク州ニューヨーク市
国籍 イタリア
出身校 トリノ工科大学
肩書き FCAグループ 会長
エクソール 会長CEO
フェラーリ 会長
配偶者 ラビーナ・ボッロメオ
子供 3
アラン・エルカーン
マルガリータ・アニェッリ
親戚 ジャンニ・アニェッリ(祖父)
ジョヴァンニ・アニェッリ(高祖父)
詳細はアニェッリ家を参照

ジョン・エルカーン英語: John Jacob Philip "Jaki" Elkann、ジョン・ヤコブ・フィリップ・"ヤキ"・エルカン、1976年4月1日生まれ)は、ニューヨーク出身のユダヤ系イタリア実業家フィアット創業家として知られるアニェッリ家のメンバー。

一族が所有するフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の会長アニェッリ家の資産管理会社エクソール会長最高経営責任者、FCAの影響を大きく受けるフェラーリ会長を務める。愛称は「ヤキ(Jaki)」。

プロフィール

生い立ち

1976年にアメリカのニューヨークで、ユダヤ人作家のアラン・エルカーンとジャンニ・アニェッリ元会長の娘のマルガリータの長男として生まれる。高祖父ジョヴァンニ・アニェッリフィアット創業者で、祖父ジャンニ・アニェッリフィアット元名誉会長である。

幼少期をイギリスやブラジル、フランスで過ごし、パリの高校を卒業。1997年、トリノ工科大学在学中の21歳のときにフィアット社の役員会メンバーに選ばれた。大学卒業後はジェネラル・エレクトリック(GE)の監査役を経て、2002年にフィアットに復帰した。

フィアット副会長

2003年にジャンニが死去し、フィアット会長の座を継いだ弟のウンベルト2004年5月に亡くなったことを受けて、ルカ・ディ・モンテゼモーロが新会長に就任すると、エルカーンはフィアット社副会長に就任した。

実弟で国際ブランドマーケティング部長に就任したラポとともに、1990年代後半以降業績が低迷していたフィアット社を立て直すべく奮闘し、見事に建て直しに成功。次期フィアット社会長の最有力候補といわれていた。

会長就任

2010年4月20日、ディ・モンテゼーモロ会長がフィアットの会長を退任し、会長の座をエルカンに譲ると発表した[1]。100年以上続くフィアットの歴史の中で、エルカーンは34歳という最も若い会長となった[1]。なお、ディ・モンテゼーモロは会長退任後も同社取締役とフェラーリ会長の座に留まり、2014年に退任した。

その後、セルジオ・マルキオンネCEOとともに、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)を引っ張る役目を担うこととなった。2018年7月21日、マルキオンネの病状悪化に伴い、フェラーリの会長に就任した[2](マルキオンネは4日後の7月25日に死去)。

家族

2004年9月4日に、伯爵家出身のラビーナ・ボッロメオと結婚した。結婚式には当時首相であったシルヴィオ・ベルルスコーニなどイタリアの政財界の大物がそろって出席した。現在は3人の子供がいる。

弟のラポはイタリア・インディペンデント代表。従兄弟のアンドレア・アニェッリアニェッリ家が所有するイタリアトリノを拠点とするプロサッカークラブのユヴェントスFC会長を務めている。

主な役職

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 「私の船頭役は終わった」モンテゼーモロ退任 正式発表”. レスポンス. (2010年4月21日). 2019年1月16日閲覧。
  2. ^ John Elkann appointed Chairman of Ferrari”. Formula One World Championship Limited (2018年7月21日). 2018年7月25日閲覧。

関連項目

外部リンク


ジョン・エルカーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/09 15:39 UTC 版)

アニェッリ家」の記事における「ジョン・エルカーン」の解説

詳細は「ジョン・エルカーン」を参照 アメリカでユダヤ人作家のアラン・エルカーンとジャンニ・アニェッリの娘マルガリータ・アニェッリの長男として誕生トリノ工科大学在学中21歳時にフィアット役員指名され2004年祖父ジャンニ・アニェッリ死後経営引き継いでいた大叔父ウンベルト・アニェッリ逝去するとその後任として副会長就任した会長就任したルカ・ディ・モンテゼーモロと共に低迷していた業績立て直し2010年にはルカ・ディ・モンテゼーモロより会長の座を受け継ぎ同社トップとなった

※この「ジョン・エルカーン」の解説は、「アニェッリ家」の解説の一部です。
「ジョン・エルカーン」を含む「アニェッリ家」の記事については、「アニェッリ家」の概要を参照ください。

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