フィラー
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/02 05:20 UTC 版)
フィラー(filler、fillér)
filler
- 空白・空間に何かを詰める人または装置。
- 充填機
- 空白・空間に詰められる/満たされるもの。
- 充填剤 - 樹脂などの材料に添加される粒子、もしくは分析化学のカラムクロマトグラフィーで用いられる試剤の総称。
- 工業におけるフィラーには、以下のものがある。
- フィラー注射 - いわゆる「プチ整形」における、医療用素材を用いた充填施術[1]。
- データ処理におけるフィラーは、固定長フォーマットのデータを用意するときに、実際のデータ長が足りない場合に残りを埋める数値・文字。
- フィラー (言語学) - 会話において、次の言葉を選んでいる間の隙間を埋める「あー」「ええと」「でも・・・」などの発話、つなぎ言葉のこと。ポーズフィラー、フィラーワードとも。
- 放送におけるフィラーは、多くの物を指す。#放送で後述。
- 補充のために用いるもの
- FILLER - プログラミング言語のCOBOLにおいて「無名の変数」を意味する特殊なデータ項目。
放送
放送において、フィラーは多くのものを指す。番組枠の空白や無変調を「埋める」、という意味は共通している。以下の各種がある。
- 放送事故を回避するために技術的に対応するための映像・音声素材、埋め草(うめくさ)
- テレビ放送における、放送中断対応のための映像[2]。「しばらくお待ち下さい」と表示された静止画など。
- CMフィラー - ラジオ放送においてコマーシャルメッセージの枠を埋め合わせるため放送する音声
- 放送休止の時間帯(放送終了から放送開始まで)に、埋め合わせのため放送する映像・音声、埋め草(うめくさ)
- 放送休止#放送休止時間帯に送出される内容 - 一定の内容を伴って番組扱いされるものも含めた各具体例は、この項目参照。
- 試験電波#放送局における場合
- インターバル・シグナル
- 編成の都合のために放送される「穴埋め番組」「クッション番組」などの総称
- 代替番組
- テレビの気象情報番組において、気象情報以外の要素(背景映像・BGM)[3]。また、その要素においてインフォマーシャルを送出すること[4]。「天気予報フィラー[4]」「天気フィラー[3]」とも。
- 「ギャップフィラー」の略。受信障害対策中継放送参照。
fillér
脚注
- ^ プチ整形 訴訟相次ぐ フィラー注射で後遺症や痛み 毎日新聞 2018年10月7日
- ^ テレビ営業用語集 ハ行 日本テレビ放送網(2022年2月17日閲覧)
- ^ a b 業界用語辞典 「フィラー」 TMS東京映画映像学校
- ^ a b マスメディア広告 株式会社アド・ワン
関連項目
フィラー放送
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前記のとおり、定時番組終了後(一部の日曜深夜 - 月曜未明を除く)は、日テレNEWS24(平日は基本的にOha!4 NEWS LIVE部分のみ)がフィラーで放送されている。放送は定時放送終了後からとなる為、番組途中からの飛び乗りが多い。CMについても日テレNEWS24のものを放送している。2019年3月29日、地上波再送信がインターネット配信版の放送に移管したのに伴い、「Oha!4 NEWS LIVE」は実質終了となった。 全曜日のフィラー終了時には、「番組の途中ですが、ご覧のチャンネルでの『NEWS24』の放送はここで終了させていただきます」とテロップで表示される。2009年5月までの平日(Oha!4 NEWS LIVEエンディング時)には、「『NEWS24』の放送はここで終了させていただきます。この後、詳しいニュースは『ズームイン!!SUPER』をご覧下さい。」と表示されていた。 不定期で放送を休止する場合にはクロージング(EPGでは「コールサイン」)後、近畿地方と全国の詳細な天気予報とBGMを放送する。左上にはテロップで「試験電波発射中 JOIX-DTV」が表示されるが、これはカンテレ、ABCのフィラーと同様。(データは1時間毎に更新)2019年4月以降、オープニングの番組名は「あさいちシノビー」、不定期メンテナンスによるクロージングは「シノビーのシーユーアゲイン!」と表示。2021年以降は放送休止自体が無い深夜時間帯についても前記の近畿地方と全国の詳細な天気予報とBGMを放送する場合がある(EPGでは「かんさいの天気」)。 過去には以下のようなパターンでフィラー番組を放送していた。 パターン1 - 春の桜の映像を中心とした近畿地方の四季映像とBGM パターン2 - 近畿地方と全国の詳細な天気予報とBGM パターン3 - 本社お天気カメラの映像を無音で放送 いずれもクロージング(局名告知)後すぐには放送せず、1分間程黒画面(2008年以前は灰色画面)とカラーバーを挟む。1998年にNNN24(現・日テレNEWS24)が開始される前にはカラーバーやお天気カメラの他、ミュージックPVやゲームのデモ画面を放送していた時期もあった(この時はクロージング後すぐに放送していた。またミュージックPVやゲーム画面を流している時は、およそ1分おきに画面右下に当時のキャラクターであるアイニー君のアニメーションを表示していた)。 日曜深夜 - 月曜未明とメンテナンス日(平日に不定期)は原則として休止となっている為、新聞発表がないものの放送開始(基点)時間の5時20分直前の数十分間(場合によっては1時間以上放送される場合も有り)程度日テレNEWS24が放送される。なお、データ放送のEPG及び読売テレビの公式サイトでは放送開始時間の記載がされている。 その間、フィラー明け時のオープニングには今日の日付(○月○日○曜日)を、不定期による放送休止時は「本日の放送を終了します おやすみなさい」を、日テレNEWS24の放送前には「この後はNEWS24」(当初は「このあとはNNN24」)というテロップを表示していたが、2007年4月1日より表示されなくなった。 緊急警報放送試験(基本的に毎月1日)を実施する場合、NEWS24の前に約15分間放送休止の時間を設けて、カラーバーと緊急警報放送の試験信号を受信する(デジタル放送もアナログ放送と時間をずらしてデジタル専用の緊急警報放送試験を実施)。その第、クロージング映像には「(NNN24→)NEWS24はEWSテスト終了後放送いたします」というテロップを出していた。
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